「死後写真(Post-mortem photography)」。棺の中で眠る少女が、白黒写真に手彩色で色付けされることにより、とても安らかに、鮮やかに見えます。死体に花を添えて、服を着せ、化粧をすることで、美しく撮影しています。書肆ゲンシシャでは死後写真の展覧会を開催しています。

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「楽器を奏でる芸者たち」。ヴァイオリンや琴など、美人たちが楽器を演奏している写真です。いずれも手彩色絵葉書であり、白黒で印刷したものの上から手作業で色を施しています。外国人などにお土産として好まれました。書肆ゲンシシャでは芸者や美人の絵葉書、古写真を扱っています。

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「ベルリン動物園で発見された少年の死体」(1908年)。ドイツにて顔の皮膚を剥がされ、陰部、手足、眼を奪い取られた死体が発見されました。医師たちにより散らばった皮膚を縫合した写真が四枚目になります。15歳の少年だと判明しました。書肆ゲンシシャでは犯罪の写真集を扱っています。

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マージョリー・ミラー(Marjorie Miller)による作品。イギリスのイラストレーター。子供向けの絵本などに挿絵を描いていました。日本からの影響も見られる、優雅な作風が特徴です。1930年頃に活躍しました。書肆ゲンシシャでは挿絵画家たちの作品集を扱っています。

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ジョン・シモンズ(John Simmons)(1823~1876)による「ハーミアとライサンダー」(1870年)。イギリスの画家。シェイクスピアを題材に、妖精の絵を多く手がけました。ヴィクトリア朝の女性の美しさを反映させています。書肆ゲンシシャでは幻想絵画の画集を扱っています。

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アドルフ・ヒレミ=ヒルシュル(Adolf Hirémy-Hirschl)(1860~1933)による「アケローン河の御霊」(1898年)。ハンガリーの画家。クリムトとも親しかった象徴主義の画家です。光を巧みに使って作品を描きました。書肆ゲンシシャでは西洋絵画の画集を扱っています。

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複製原画、売り切れておりました『明姫 弐』(画像上)を追加致しました。全部で6種類。紙も発色もかなり良いです。羅入のサインと落款入りでございます。

羅入×書肆ゲンシシャ特別展「ゆきゆきて彼岸にゆき」2017年5月12日(金)~5月26日(金)@アスタルテ書房

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「男色を描いた春画」。江戸時代、歌舞伎役者を中心に少年たちの売春が横行し、特に女形は修行も兼ねて日頃から女装をして過ごし、男性に抱かれることもありました。春画にもこうした風俗を描いたものが存在します。書肆ゲンシシャでは春画や同性愛の古写真、写真集を扱っています。

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完成

羅入×書肆ゲンシシャ特別展
『ゆきゆきて彼岸にゆき』
2017年5月12日(金)~5月26日(金)@アスタルテ書房(京都市中京区御幸町三条上ル丸屋町331 ジュエリーハイツ202)

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「19世紀の外科手術」。斜視を矯正する手術をはじめ、様々な外科手術の様子を克明に描き出したものです。麻酔が用いられる前には、失血死や痛みを和らげるため素早く手術を行うことが求められました。手術室は実験室にも似た空間でした。書肆ゲンシシャでは解剖図の図版集を扱っています。

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シェリ・エルアール(Chéri Hérouard)(1881~1961)による作品。フランスのイラストレーター。雑誌「ラ・ヴィ・パリジェンヌ」や児童書の挿絵におとぎ話の妖精などを描く一方で、別名で官能的なイラストも手がけていました。書肆ゲンシシャでは西洋絵画の画集を扱っています。

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京都のアスタルテ書房にて開催される羅入×書肆ゲンシシャ特別展 「ゆきゆきて彼岸にゆき」に出品する死後写真より。ゲンシシャは今回、「死後写真」と「戦争」をテーマに古写真を出品いたします。原爆投下後、東京大空襲後の廃墟となった街並み、沖縄戦で犠牲になった日本人の写真を展示いたします。

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書肆ゲンシシャは、5/12~5/26の期間、京都のアスタルテ書房にて開催される羅入×書肆ゲンシシャ特別展 「ゆきゆきて彼岸にゆき」に参加いたします。真言宗の僧侶でもある画家の羅入さまがゲンシシャが選んだ古写真をもとに作品を手がけられました。みなさまのご来場をお待ちしております。

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ケーテ・コルヴィッツ(1867~1945)が描いた「死」。ドイツの画家。絵画、版画、彫刻を手がけ、貧困、飢餓、戦争が労働者階級に及ぼす影響を克明に描き出しています。不思議の国のアリス症候群に罹っていたとも考えられています。書肆ゲンシシャでは死をテーマにした作品集を扱っています。

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「ヴィクトリア朝の運動器具」。姿勢を正すために、あるいはマッサージをするために、もしくは筋肉を鍛えるために開発された、ヴィクトリア朝時代の室内用運動器具です。現代から見ると何に使われていたのか分からない機械もあります。書肆ゲンシシャでは古い機械に関する本を扱っています。

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「二人の芸者」。明治時代の手彩色の古写真です。二人で写った芸者たちからは、親密さが感じられます。15歳の頃から置屋で共同生活をしながら暮らしていた芸者たちは、共に作法を習ううちに、互いを思う心遣いがうまれました。書肆ゲンシシャでは芸者の古写真や絵葉書を扱っています。

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「女性剣士の決闘」。女性同士の決闘では、衣服が傷口に押し込まれることによる感染症を防ぐため、上半身を裸にしていました。ヴィクトリア朝時代には恋人や侮辱が原因で、名誉のために女性同士が決闘することがありました。書肆ゲンシシャでは珍しい古写真や絵葉書を蒐集しています。

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林唯一(1895~1972)による作品。香川県出身の画家。大正時代から昭和初期にかけて少女雑誌や新聞雑誌の挿絵を描きました。吉屋信子らの挿絵を描いたことで知られています。書肆ゲンシシャでは挿絵画家たちの直筆原画を蒐集しています。 https://t.co/dNEFVVc8sS

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トマス・クーパー・ゴッチ(Thomas Cooper Gotch)(1854~1931)による「ランタンパレード」(1910年)。「バースデーパーティー」(1930年)。イギリスの画家。ラファエル前派の画家として知られています。書肆ゲンシシャでは西洋絵画の画集を扱っています。

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『ラ・ヴィ・パリジェンヌ』より人魚たち。1863年に創刊されたフランスの週刊誌で、1970年まで刊行されました。20世紀初頭に人気を博し、その時代に掲載された挿絵です。アール・ヌーヴォーやアール・デコのイラストを掲載しました。書肆ゲンシシャでは古い挿絵に関する本を扱っています。

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