「【MIA】?」

ラリーが首をかしげる

「『作戦行動中行方不明』という意味です…彼は、大規模作戦への参加後行方不明となったそうです」
「その行方不明者ですが、本人で間違いないでしょうか?」

トビアスが念のため確認を取る

「少なくとも、映像や音声データ等から本人であると断定されてます」

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「その人物についてですが連合から資料が届いております」

ミリアから情報共有の話が出る
モニターに幾らかの情報が表記される

「彼は元地球連合軍EXM部隊所属のパイロット。名前をレオン=エルドリッジ」
「レオン=エルドリッジ…それが襲撃犯の名前ですか…」

対象の名前を理解するトビアス

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「あのEXMは…」

表示されたリーダー機のうちの一機にトビアス達が反応する

「別のコロニーにいたんだ…」

ラリーは険しい顔をする

「白いEXMに関しては、皆さんもご存じですよね」

カイはトビアス達の反応を理解する

「港湾施設襲撃、監理局局長殺し、今度はコロニー占拠ですか…」

1 2

「二人とも、無事で何よりです」

トビアスが二人の帰還を労う

「戻りました、トビアスさん…」
「………。」

二人の顔は暗く、険しい表情をしていた

「御二人の心の内は理解しています…辛かったですよね…」
「トビアスさん…」
「司令…」

不安げな声を漏らす二人
そんな二人を優しく抱き締める

3 6

AVANTASIA『THE METAL OPERA』
を聴いています。

01年発売の1stです。
EDGUYのトビアス・サメットによる
メタルオペラプロジェクトです。
オペラとは言え難解な印象は無く
普通にHMとして楽しめます。
豪華ゲストも多数参加した
メロスピ/メロパワ好きの方なら
聴いて絶対損の無い優れた作品ですよ。

0 13

エアスケブ
トビアスとバリーです

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「もう、安心だろうな」

二人の様子を見て安堵の表情を浮かべる

「ええ…と言うわけで中佐、事の発端は中佐の発言なのですから責任を取って下さいね?」
「え、俺⁉️」

が、驚愕の顔に戻る

「そうですね、二人に特別手当てでも支給して頂ければ…」

笑顔で要求するトビアス

「…マジかよ💧」

4 6

「ルクレツァ…」

険しい顔をするトビアス
その顔を見てルクレツァが怯える

「司令…私は…」

「しっかりしなさい、ここは貴女の古巣ではありません…貴女に自害を命ずる指揮官はここにはいません、だから…落ち着きなさい」

目線を下げ同じ視線で語り掻ける

「………。」

下を向き大人しくなる

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ストックホルム在住の写真家トビアス・ヘッグの作品には、アメリカ西部の乾燥し侵食された地形が、青白い光や夕暮れや夜明けに照らされ、別世界のような景色として映し出されています。作家は、地層や地形の多様性に富む渓谷の割れ目や断崖を記録しています。 https://t.co/L4K67eca5C

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「私が…私がいながら局長を死なせてしまい…皆様の足を引っ張ってしまう事態に‼️」

一層頭を地面につける

「い、いや、俺はそこまで言ったつもりはなくて…」

突然の行動に戸惑うグレイソン

「落ち着いて下さいルクレツァ、貴女の失態では…」

トビアスがフォローしようとする

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「申し訳ありません‼️」

部屋に響き渡る女性の悲鳴にも似た謝罪の言葉

「へっ⁉️」

咥えた煙草を落とすグレイソン

「ほえ⁉️」

突拍子もない声を上げるラリー

「っ⁉️」

険しい顔と共に声の方向を向くトビアス

そこには両膝、両手を地面につけ頭を伏したルクレツァがいた

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「心の…?」
「はい、コロニー監理局局長を救助できなかった事が余程効いているらしく…」
「そうなのですか…兎に角、ルクレツァを助けて頂きありがとうございます」

オルガに礼を言うトビアス

「いえいえ、私も仕事でしたので」

謙遜するオルガ

「で、その仕事の成果はどうだったオルガ?」

2 7

「ルクレツァ?」
「帰ってきてからずっとあんな感じなんです」

ルクレツァを心配するトビアスは近づく

「どうしました?怪我をされたのですか?」
「うぅ…」

話し掛けるも更に俯く

「彼女には目立った外傷はほぼありません、ただ心の方が少し不安定のようで…」

彼女に寄り添うオルガが説明する

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「こっちに戻ってきた途端に身体中が痛くて仕方ないです」

ぎこちなく体を動かし椅子にもたれ掛かる

「後で医療班を手配します…貴女達の無事でよかった」
安堵の表情を浮かべるトビアス

「私は良いんですけど…」

ラリーは視線を横に向ける

「……」

ルクレツァが沈んだ顔で俯いていた

2 6

コロニーの爆発後、作戦司令部に帰還した有志達
救助した人質達の受け入れ、傷ついたEXMの修理等それぞれの役割をこなしていた

「二人とも、御無事でしたか?」

トビアスが帰還した二人の元に訪れる

「トビアスさん…」

ラリーの声に張りがない

「何処か体調が?」

「身体中ムチ打ち状態です」

2 7

「局長…」

その光景をモニター越しで確認するカイは、額の皺が一層増していた

「ルクレツァ、そこから早く逃げて下さい❗ラリーさん‼️大丈夫ですか⁉️返事をして下さい❗」

二人の上司であるトビアスは声を荒らげ二人の事を心配する

「そ…そんな…」

モニターに写る現場も状況をみるミリア

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「貴方は…EXM強盗の男⁉️」

ルクレツァが男の顔を見て驚く

その光景をモニター越しで共有する司令部

「テロリスト達の中に見当たらなかったと思ってましたが…ここにいましたか‼️」

トビアスが抱いていた予感は的中していた
とても最悪な形で

「そ、そんな…何故…⁉️」

何かに驚くミリアがいた

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「今の声は監理局局長の声…?」

収集した音声から予測するルクレツァ、しかし…

ーー我々はちゃんと約束を守ったんだぞ‼️

「誰かと…話してる…?」
『此方では局長以外の反応は確認できません』

収集される音声を共有するトビアス

「…もう少し接近してみます」

ラリーが更に接近を試みる

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『…と、言うことですので…無事に戻ってきてくださいね二人とも』

トビアスの真剣な表情で訴える

「了解ですトビアス司令」

ルクレツァが返答する

「了解です、行ってきます❗」

元気の良い返事で倉庫区画へと向かうラリー

残り数十分の戦いが始まった

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「…解りました。報酬については検討しておきます…御願いしますラリーさん」

観念したかのように救助を願うトビアス

「一応ウチの部下が別ルートで脱出中らしいから応援にいかせよう…と言うことだ、オルガ…嬢ちゃん達のお守りを頼んだぞ」

通信をオルガに繋ぎ指示する

『了解しました』

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