中里恒子は明治42年生まれ。昭和13年に『乗合馬車』で女性初の芥川賞を受賞。横光利一、川端康成、堀辰雄といった師にも恵まれ、横浜紅蘭女学校での体験をもとに、川端康成の著作となっている『乙女の港』の下書きを書いたことでも知られている。

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横光利一(1898-1947)「蠅」「頭ならびに腹」の冒頭「真昼である。特別急行列車は満員のまま全速力で駆けていた。沿線の小駅は石のように黙殺された。」はずっと好き。

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