「知ってるくせに、編集長。そうやって焚き付けられたわたしが、どんな顔をしてなんて言うか」
「任せて、だろ? ──上等だハラペコ女。テメエの背中にとびきりのジェットぶち込んでやんよ。だから──描いてみせろよ、テメエの本気を」

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「なるほどね。みっちゃんと馬琴さんが分離できるなら。そして、もう一方の容疑者だったモルガンさんがシロなら。あなたが別行動してもおかしくはないわけか……大人のアル。ううん、アルトリア・アヴァロン」

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(ワイキキに戻ってきたわたしを待っていたのは、なぜか巨大化したクロエちゃんだった。──その水着は色々な意味で危険だよ、と叫ぶ声も彼女の耳には届かなくて。プランデルタを発令する間もなく、わたしの意識は闇に溶けていった)

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「祭神ウミヌンノス! 我が宝具にてお諌め奉る! やるよ、リッカ!」
「任せて! 赤熱、開始(アロヴェンターレ)……アル!」
「よしきたぁ! ホープウィル……キャメロット!」

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「待がぼっごぼてがぼリがぼッごぼカげぼごぼ……!」
「うわ、水飲みまくってるし」
「ホネホネさまも、泳げなかったのかなあ」
「こうがぼなればげぼ君をごぼ撃退がぼしてげぼ勝利をごぼもぎげぼ取るがぼ!」

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「ようやく素直になったじゃん、リカっち」
「……まあ、ね。わたしったらうっかりだ、隊長だから、マスターだから、お母さんだから、そんなことばっかり気にして、わたしがしたいこと、見失ってた。……わたしのお母さんも、そうだったのかな」

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「モールーガーンさぁん!?」
「てへぺろ、というのでしょう、汎人類史では」
「前のループ、本当に大変だったんだから!」
「今回は大丈夫ですとも、我が義妹。解決の暁には、義ヨメとリリちゃんも連れていらっしゃい」
「そう願いたいね……(あんまりいい予感しないけど)」

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「うーん、誰か実射試験してない人いる?」
「あ、わたしわたし」
「了解。じゃあ、スカディさんも呼んでこようね」
「お待ちください。なぜ私をいい感じに撃退する方向で話が進んでいるのですか。リッカ殿も人の心がわからない」
「あなたの心がわかりたくないだけだよ!?」

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「はいはい。アルも噛みつかないの。バゲさんも煽んない。こういうのは両成敗なんだからね」
「異論がなくはないが、まあよかろう。それにしても……(やはり生き写しだな)」
(バゲさんもそう思う?)
(ああ。事情を知らねば、本人と思うだろうよ)

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(これはお栄さんから聞いた話で、わたしは預かり知らないのだけど。結局、みっちゃんやつる姉が中心になって、えっちゃんの写真集を作ったのだという。馬琴さんと相対するスーパーバニちゃんは、幾分大人びて見えたのだそうだ……)

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「待ってピオさん待って。それってつまり、アル100%の医学漫画、ってこと?」
「そうだ。冬木のセイバー、基本大元のアルトリアが在籍していない以上、基本単位とすべきアルトリア、すなわちアルトリア原器は彼女を置いて他にない」

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「そっか……サバホリでないと扱えないものを差し引いても、オルタネートユニバースはいくらでもある。ありがと、オベさん」
「そりゃどーも。きみに褒められても嬉しくないけどね』
「──はいはい。また何かしたら撃退するからよろしくね」

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「長引くと三臨目出して来るでしょ、オベさんは。リミッターは上手く回ってると思うから、しばらくのんびりしてて」
「わーい容赦のないハラペコちゃんサイコー。じゃ、あとはよろしく」

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(ミス・サザンクロス。あるいは覚えにくい名前の誰か。ここでのノク子は、そういう役割のようだった。──標がいるから頑張れるんだ、って言ってたわよね、アナタ。特大のが二つ行くわ。だから……だから。記憶があろうがなかろうが、帰ってきなさいよね、ノクナレア)

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「それじゃあ、あのノク子もどきとは話がついたのね?」
『うん。あとはこの時間流を利用してヤラアーンドゥさんと売上勝負をして相対する。島のトラブルを解決しながらね』
「バカンス中に災難ね、アナタも」
『いつものことだよ。片付いたら家族で観光しよう──愛してる』

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「チュートリアルはもうちょっと紳士的にして欲しかったけどね」
「反射で宝具ぶち込んどいて良く言うぜ。これでマスターの心臓もエリちゃんと繋がりましたよ、と」
「これで家族の時間が持てるよ。じゃあ、説明の続き、いいかな?」

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「浮かれてるね」
「浮かれてるわね」
「浮かれまくりですね」
「浮かれマキシマムだし」
「心外ですな。こうやって浮かれることこそ現地に溶け込む秘訣、アンダーカバーの鉄則!」
「……マシュがいなくてよかった、とは言っておくね?」

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「おはよう、リーザ。……大丈夫?」
「あんまり。──レジストコード、ノクナレア。よりによってよ。シオンもダ・ヴィンチも、アイツがあのノク子かどうかはぼかしてるけど……」
「確かめに行こう。あの人が誰なのか、夏フェスに何があるか。……わたしにも、恩返しさせて」

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「振り出しに戻る、かな」
「一周して帰ってきた、ってことでいいんじゃない? 世界旅行できたんだからお得よ、お得」
「そうだね。いいリフレッシュになったのかも。夏フェスには間に合いそうだし」
「雨の魔女トネリコ、か。今年も退屈しないですみそうね、子ジカ」

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「季節感ズレてない、コレ? ハロウィン周りでしょ」
「まあね。死者の日のお祝い。テノちゃんに無理言って作ってもらったんだ」
「ふーん。敬虔なのね、あの辺」
「そうだね。……誰より死を見てきたわたしたちだもん、いなくなった人への敬虔さを、忘れちゃいけないよね」

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