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@Hasayan564fool 優奈「はい。おにぎりセット、お茶は温茶ですね。少々お待ち下さい」
優奈が一礼し、厨房に向かう。
「おにぎりセット、たくあんと温茶です」
勇矢「ご注文ありがとうございます。では、早速」
厨房では、勇矢が慣れた手付きでおにぎりを作り始める。
@tabigaras95820 優奈「いらっしゃいませー…あ、シホさん。こんにちは」
勇矢「ご無沙汰しております。席は空いていますので、お好きな所にどうぞ」
@PSO2_Zekt_ship5 優奈「それでは、ご注文がお決まりになりましたら、お申し付け下さい」
お冷やを置いて丁寧に一礼し、給仕服の少女がその場を離れる。
店内は少しずつ客が増えてきた様だが、静かに茶を楽しむ人や、店内で動き回るマスコット達に目を奪われたりと、反応は様々だ。
@PSO2_Zekt_ship5 優奈「いらっしゃいませ、お一人様ですか?」
勇矢「席は空いていますので、お好きな所にどうぞ」
和装の給仕服を着た少女が客を出迎え、落ち着いた雰囲気の青年が厨房で急須の様子を窺っている。
@Akatsuki_0409 優奈「羊羹セットお一つ、緑茶は冷茶ですね?かしこまりました、少々お待ち下さい」
注文を受け取った優奈が、厨房に引っ込んでいく。
「羊羹セット一つ、緑茶は冷やでお願いしまーす!」
ルビー「お任せあれ」
勇矢「さて…やりますか」
@Hasayan564fool 優奈「いらっしゃいませ、お一人様ですね?」
「席は空いていますので、お好きな所にどうぞ。お一人様、ご来店です!」
勇矢「ご来店、ありがとうございます」
@Akatsuki_0409 勇矢「引っ越しは無事に済んだのですね。新居が近所なら、我々も後でご挨拶に伺わなければ」
優奈「こちらがメニューになります」
優奈が用意したメニューには、羊羹、大福、抹茶パフェなどの和風スイーツが並んでいる。
「勇矢さんが厨房担当の時は、和風料理メインのメニューになるんですよ」
@Akatsuki_0409 優奈「いらっしゃいませ!…あ、海斗さん。こんにちは」
和装の給仕服を纏った優奈が、海斗に向けて会釈する。
そして、厨房からは勇矢の声が聞こえてくる。
勇矢「いらっしゃいませ。席は空いていますので、お好きな所にどうぞ」
@tabigaras95820 @DBrh2m5UoTywy5O @leo0009 優奈「ゴウさん!」
勇矢「ログアウト処理後、アイバ課長を直ちに救急搬送!急いで下さい!」
保安部隊「はい!ストレッチャーを用意しろ!搬送先の確保も急げ!」
@tabigaras95820 @DBrh2m5UoTywy5O @leo0009 優奈「殆ど同時だったみたいだし、同着でも」
勇奈&望「ダメ(です)!」
優奈「うひゃあっ!?うぅ…ごめんなさい…。アミクス、どうかな?」
アミクス〈ゴール前カメラの画像を分析してる、少し待って〉
〈……画像判定終わり。0.1秒差で、勇奈とマーシーの方が速かったわね〉
勇奈「…!」
@tabigaras95820 @DBrh2m5UoTywy5O @leo0009 勇矢「合図は私が。位置について…3、2、1、スタート!!」
優奈「…っ!」
望「行くぞ、勇奈!」
勇奈「勝負だ、望!」
勇矢の合図と同時に、プレイヤー達がスタートラインから一斉に走り出す。
ある者は一番を目指し、ある者は仲間との対決に心を踊らせ、ある者はただひたすらに完走を目指す。
@tabigaras95820 @DBrh2m5UoTywy5O @leo0009 勇奈「でも、マスターが言ってたじゃない。「笑って良いんだ」って」
「だったら、今くらいは存分に楽しんで、心から笑っても良いのかな…って思ったんだ。記録なんて、元々二の次だったしね」
優奈「…うん、そうだね」
望「勇奈…今度こそ、白黒付けようか」
勇奈「ふふっ…上等!」
(2/3)
@tabigaras95820 @DBrh2m5UoTywy5O @leo0009 優奈達の機体も、次々とスタートラインに立つ。
望「修復パッチ適用を確認。各部モーター、負荷値確認…よし」
優奈「…ふふっ、びっくりした」
勇奈「何でさ?」
優奈「勇奈が、自分からあんな事言うなんて思わなかったから」
勇奈「…そうだね、今までのあたしなら言わなかったよ」
(1/3)
@tabigaras95820 @DBrh2m5UoTywy5O @leo0009 保安部員「…参加者登録していた機体に、修復パッチを当てておきます」
「コースの数値初期化、もう少し待ってくれ!」
勇矢「…では…今から皆さんは、本コースのデータ保存作業を開始して下さい。作業が完了次第、撤収します」
勇奈「…ありがと」
優奈「皆、走ろう!」
望「はい!」
(3/3)
@tabigaras95820 @DBrh2m5UoTywy5O @leo0009 ーワイルドアスロン運営本部ー
途中棄権扱いとなった優奈達は、参加者の中には入らず運営本部から拍手を贈っていた。
優奈「………」
勇奈「…この景色を台無しにされなくて済んだのは、良かったのかな」
勇矢「本当に申し訳ありません…全て我々の落ち度です。勇奈さんと望くんには、怪我まで…」