勇矢「マスターではありませんが…お久しぶりです、マクスウェル社長」

優奈「こんにちは、ゼノンさん。席は空いていますので、お好きな所にどうぞ」

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優奈「いらっしゃいませ…あ、本郷さん。お久しぶりです」

「それとマインちゃん、大会の時は言えなかったんだけど…優勝おめでとう」

勇矢「第1回ワイルドアスロンチャンピオンのご来店ともなれば、張り切っていかなければ」

「席は空いていますので、お好きな所にどうぞ」

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ルビー「…充分なのでは?」

勇矢「そうですね…自炊歴が7年なら、優奈さんよりも腕前は上でしょうか」

優奈「そうですね…私は自炊を初めて2年くらいなので。あ、お皿をお下げしますね」

優奈が羊羹の皿を下げ、手際良く丁寧に洗っていく。

勇矢「これは…兄さんに相談すべきですね」

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勇矢「マスター…!ご無沙汰しております」

優奈「そう言えば…勇矢さんもこっちのマスターと一緒に、ECHOESでバイトをしてましたっけ?」

勇矢「ええ、そうです。私にとっても、ECHOESのマスターは師匠なのです」

「〈ペルシュ〉の開店当時には、よく店舗経営についての相談に乗って頂きましたね」

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勇矢「今日はマスターが不在なので、私が厨房担当です。メニューは和風メインに差し替えています」

優奈「マスターも休息や市場の開拓に専念しないといけない時があるので、そういう時は勇矢さんが厨房に入るんです」

「月に一度か二度の、珍しい日なんですよ?」

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勇矢「ところが、厨房担当は人不足になってきているんですよ」

急須を洗っている勇矢が、渋面を作りつつ嘆息する。

「何やら、最近はお客様の数が増えていましてね…私は本来受付担当ですし、ルビーさんは気紛れですし」

優奈「私は調理補助も出来るんですけど、それも限界がありますしね」

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???〈…優奈〉

優奈「注文だね?ライト。団子セット、承りました。少々お待ち下さいませ」

優奈が注文を受け取り、厨房に引っ込んでいく。

ライト「さて…BNDDオンラインについては簡単に話したが。次は何を聞きたい?」

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優奈「かしこまりました。少々お待ち下さい」

優奈が一礼し、厨房に向かう。

「みたらし、あんこ、磯辺です!」

勇矢「ご注文ありがとうございます」

ルビー「むむっ、シホさんからのご注文ですか。では、完璧な物を作りましょう」

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優奈「お団子はみたらし、あんこ、磯辺から選べますが、どれになさいますか?」

勇矢「団子は3つセットなので、一つずつ違う味付けにも出来ます」

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優奈「こちらがメニューになります」

「今日は勇矢さんが厨房担当で、メニューは和風がメインの珍しい日なんです」

慣れた所作で、シホの前にメニューとお冷やを置く優奈。

メニューには、羊羹、団子、大福などの和菓子が並んでいる。
おにぎりやお茶漬けなどの軽食も揃っている様だ。

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ーBNDDオンラインカフェ〈ペルシュ〉ー

白銀が店の様子を見ていると、1枚の張り紙がある事に気付く。

〈本日、マスター不在の為、提供メニューを変更の上営業中。〉

店内では、勇矢と優奈が和装姿で店を切り盛りしているようだ。

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優奈「はい。おにぎりセット、お茶は温茶ですね。少々お待ち下さい」

優奈が一礼し、厨房に向かう。

「おにぎりセット、たくあんと温茶です」

勇矢「ご注文ありがとうございます。では、早速」

厨房では、勇矢が慣れた手付きでおにぎりを作り始める。

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優奈「いらっしゃいませー…あ、シホさん。こんにちは」

勇矢「ご無沙汰しております。席は空いていますので、お好きな所にどうぞ」

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優奈「それでは、ご注文がお決まりになりましたら、お申し付け下さい」

お冷やを置いて丁寧に一礼し、給仕服の少女がその場を離れる。

店内は少しずつ客が増えてきた様だが、静かに茶を楽しむ人や、店内で動き回るマスコット達に目を奪われたりと、反応は様々だ。

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優奈「いらっしゃいませ、お一人様ですか?」

勇矢「席は空いていますので、お好きな所にどうぞ」

和装の給仕服を着た少女が客を出迎え、落ち着いた雰囲気の青年が厨房で急須の様子を窺っている。

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優奈「羊羹セットお一つ、緑茶は冷茶ですね?かしこまりました、少々お待ち下さい」

注文を受け取った優奈が、厨房に引っ込んでいく。

「羊羹セット一つ、緑茶は冷やでお願いしまーす!」

ルビー「お任せあれ」

勇矢「さて…やりますか」

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優奈「いらっしゃいませ、お一人様ですね?」

「席は空いていますので、お好きな所にどうぞ。お一人様、ご来店です!」

勇矢「ご来店、ありがとうございます」

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勇矢「引っ越しは無事に済んだのですね。新居が近所なら、我々も後でご挨拶に伺わなければ」

優奈「こちらがメニューになります」

優奈が用意したメニューには、羊羹、大福、抹茶パフェなどの和風スイーツが並んでいる。

「勇矢さんが厨房担当の時は、和風料理メインのメニューになるんですよ」

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優奈「いらっしゃいませ!…あ、海斗さん。こんにちは」

和装の給仕服を纏った優奈が、海斗に向けて会釈する。
そして、厨房からは勇矢の声が聞こえてくる。

勇矢「いらっしゃいませ。席は空いていますので、お好きな所にどうぞ」

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勇矢「では…フォース〈グリザイユ〉の負担を軽減するために、”フォースネスト”の件を月夜見商会やマクスウェル社に掛け合うとしましょう」

優奈「私達の、フォースネスト…!」

望「そう言えば、まだ特殊装甲運搬車を拠点代わりにしてましたね」

勇奈「良いじゃない。飛び切りの奴をお願いね」

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