マルタ様「スクラーーーーーーーム!」
ほぼ全員『おおーーーーーーーーっ!』
魈狩怒(……えっ、何このノリ。体育会系?) 

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エルト「……準備手伝わなきゃ」
ロリンチ「はいはい駄目駄目。準備の方はみんながやってくれているから。エルトちゃんは食事を取って、シャワーを浴びて、礼装も予備に着替えて、心機一転で出向くこと。それがカルデアのマスターのやるべきことだ」 

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エルト「……ん」
ロリンチ「やあ、おはよう。マシュ子ちゃんじゃなくてすまないが、超絶美少女のお出迎えだ。差し引きゼロって事で許してね☆」
エルト「あー、確かボーダーで仮眠をとってて……」 

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状況は何一つわからない
しかし彼は「これは夢だ」と言った
彼らは「わたしが必要だ」と言った

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「ーーそんな我儘で救うことを許してほしい」

邪竜は申し訳なさそうに、そう呟いた 

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「あなたは生存を望んでいないのかもしれない。だからこれは俺たちの我儘だ。三人が三人、それぞれの理由からここにいる。だから、どうか」 

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「つまりは宝具でケリをつけるか。なるほど、今のはわかりやすいな。……すまないが、少し離れてもらえないだろうか」

何をするかはわからないがそれが望みだというならと私は離れた
すると少年は小さな声で、そう呟いた 

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「流石だなアーチャー、その魔眼の力は」
「褒めても何も返せませんよ。私は二人と違って1人を壊すのが精一杯です。だから残りはあなた達に任せます」
「クハハハッ!だそうだ、ならばこれで第一夜の幕を下ろすとしよう!」 

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「さようなら、復讐鬼さん。何がどうなってるのか分かりませんが、死に場所をくれてどうもありがとう」

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「ようく見ておけよ、マスター。コレが人だ。おまえの世界に満ち溢れる人間どものカリカチュアだ!戦え。殺せ。迷っている暇はない。なぜならーー」 

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「……傷」
「そう。ここはそういう場所だ。裁きの間で敗北し殺されれば、おまえは死ぬ。何もせずに七夜を迎えても、おまえは死ぬ」

目の前にはどこか見覚えがある顔
そう。たしかカルデアで召喚し、唄を奏でるオペラ座の怪人 

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「第一の罪ーー『嫉妬』」 

声と共に身体を横抱きにされる
一時離脱
頬には鋭い傷みが残っていた 

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「ーーアヴェンジャーと呼ぶがいい!」

声と共に世界が崩れ去る
焔と雷が、この世界のテクスチャを焼き払ったのだ

「あらゆるすべてを魂に刻みつけ続けるのは復讐鬼だけだ!嫉妬に己を焦がし、憎悪で他を焼き尽くす!そんな理不尽を為すのが『オレたち』だ!」 

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「心を覗け。目を逸らすな。それは誰しもが抱くゆえに、誰ひとり逃れられない」

……何から

「他者を羨み、妬み、無念の涙を導くもの」 

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「答えるな、その必要はない」

まるで自分の心の内から響いているように
否、そんな筈はない
わたしはもうすべてをあきらめているのだから 

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わたしはそんな事を望んでいない
わたしはもう自分に対して諦めがついている
諦めているから何も届かない
色も、声も、熱も、思いも、わたしの内には響かない
いまのわたしは空っぽな器なのだ 

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部屋には灯りが点いていた
電力消費は少しでも抑えたいはずなのに
誰かが気を利かせて点けてくれたのだろう
だけど私は、いの一番にそれを消した

ぱちり

それを境に私は緊張の糸を解いた 

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名探偵「……むぅ」
ロリンチ「自分ならもっと調べたのにって顔をしないしない。今更アストライア島に戻る時間なんて無いし、そもそも口出しせずに彼女たちに任せると言ったのはホームズ、君自身だよ」
名探偵「わかっている。しかし思った以上に不甲斐なくてね……」 

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ロリンチ「マルタからも情報の精査依頼来たよ。エルトちゃんから頼まれた分だけ聞いたって事らしいけど……」
名探偵「適格だな。この異聞帯の攻略において何が必要かきちんと把握出来る位には回復しているらしい。しかし」 

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ロリンチ「エルトちゃんの収容要請を確認。ただの休憩らしい……時間はどれ位にする?」
新所長「5時間だ。それ以上は許さんと伝えておけ」
ムニエル「なんとまあ絶妙な時間設定を……」
新所長「うるさいぞアニマル君。私はただシエスタの重要性をだね……」 

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