「きみ、人間の王子様だったの?」

「はわわわ」
紫うさぎはドキドキが止まりません

「報告せず、すみません」
黄色うさぎの言葉に

「よいよ。君が追い出さないって事はイイコなんだろうから」
王様は言いました。

(信頼し過ぎです)
内心、とても嬉しい気持ちです。

0 2

「おんぶしていこうか?」
水色うさぎは心配そうに聞きました。
「抱っこしていこうか?」
赤色うさぎも聞きました。

「だいじょうぶ、じぶんであるけるよ」
あっぷる姫は答えますが、少しふらふらする様子。

「手をつなごうか?」

「うん!」

山道を降りて行きます

0 5

がっしりとビンを持って、塔から飛び立つサスケ。
目指すは、水色うさぎ。

その後方を、追いかける者がいました。
一生懸命走っているけれど、どんどん差は開いていきます。

しかし、諦めることなく走り続けます。
目指すは、あっぷる姫。

0 3

フクロウは、お気に入りの木の枝に居ました。
お昼寝中のようです。

「ふくろうさーん!」
水色うさぎが大きな声で呼ぶと、少しだけ目を開けました。
「起こしてごめんね、姫が倒れちゃったの!」

「ホホウ?」

0 2

起きないあっぷる姫。
…そして聞こえた謎の笑い声。
不安でいっぱいです。

「物知りフクロウさんに会いに行こう!」
水色うさぎは決断しました。

「ふくろうさーん!ふくろうさーん!!」

呼びながら走ります。
お気に入りの木の場所に、居てくれる事を願って。

0 2

黄色うさぎは高い木の上で、武器の手入れをしていました。
空気が澄んで、遠くの方まで見渡せます。

遠くから、かすかに声が聞こえてきました。

「うさぎさん〜うさぎさん〜どこですか♪」
「きいろの〜おぼうし〜うさぎさん♪」

0 5

「戦う強さかぁ…」
水色うさぎさんは考えています。

「戦う力は僕たち弱いよね、お魚よりは強いかもだけど」

真剣な表情のあっぷる姫に、
赤色うさぎさんも答えます。
「戦う強さは、黄色うさぎだよね」

「うん、あの強さは尋常じゃないね」

0 3

「つよいのだれですか?」
あっぷる姫の質問に、うさぎ達は考えます。

「強いのって色んなつよさがあるね」

「赤色うさぎは、握力が強いよね」

「心が強いとか」

「寒さに強いとか」

「暑さに強いとか」

あっぷる姫は首を振りました。

0 3

無言で、じっと炎を見つめ続けるあっぷる姫。

「どうしたの?」
「お魚もっと食べる?」
うさぎさん達が心配して、声をかけました。

あっぷる姫は炎に魅入っていたので、お返事が出来ませんでした。

…しばらくお待ち下さい。

0 2

「やいた!?とな」

焼いたお魚はウマウマでした。
ホカホカしてて、なんかホワッとしてて、パリッともしています。

0 6

水色うさぎさんに会いました。
「わぁ!りんごの実だ!」

「グラグラドーンてなったら、みがあったの!」
あっぷる姫は説明しました。
「だいじなりんごだから、ずっととっておきたいな」

「そうだ!絵を描いてあげるよ」
水色うさぎさんは、絵が得意です。

0 4

王様からの返事が届きました。

🐟OK

「よかったー!!」
水色うさぎは、心の底からほっとしました。

0 5

水色うさぎさんが、キノコを赤色に塗ってくれています。
「姫のお家だよ!まっててね」

赤色うさぎが木を運び
黄色うさぎがお家の形にしてくれたのですって。

わくわくが止まりません!

0 5

「きっと驚くね!」
「もう何色でもいいから塗っちゃう?」
「僕は王様に呼ばれたから、急いでる」

何かよくわからないけど、大きなキノコは急いでいるらしい。

「赤です!キノコは赤が好きです!」

あっぷる姫は、大きなキノコに向かって叫びました。

0 5

水色うさぎさんは、お手紙をお願いしています。
「これを王様に届けてくれる?」
郵便業務をこなしている、赤色うさぎさんが受け取りました。

「ねこだから生魚かと…モグリンコしてたけど大丈夫かなぁ」
とっても心配している様子。

0 2

あっぷる姫は、お気に入りの赤キノコに座って
空を眺めるのが好きなのです。

今日は、どんな雲が浮かんでいるのかな?

0 6

お腹を空かせた水色うさぎさんに、りんごをあげたい。
でも、自分もりんごを食べたい。

そんな時、とっておきの方法を閃いたのです。

腕に力を込めて……

『あっぷる姫は、”はんぶんこ”を覚えた!』

0 4

水色うさぎさんに出会いました。
なんだか元気がなさそうです。

お腹が空いてるみたい。

0 5

あっぷる姫は走るのが得意です。
大切なりんごは、お耳の間で離しません。
もちろん、落としたりなんかしませんよ。

「しゅっぱーつ!」

0 2



🍎「メタモルフォーゼ !!💕」

たいとる 白雪姫
名前はあっぷる姫で……
(思いつかなぁァい)

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