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少女の日記
日常の中で出会う様々な生き物をスケッチし、記録してきた日記もこのページで最後だ。
明日からはまた新しいノートに書いていこうと思う。
次はどんな生き物たちに出会えるかな…
#いきものと日常
少女の日記8『もふもふに包まれて』
すっかり寒くなったこの頃、私の楽しみはもふもふの生き物たちに囲まれて昼寝をすることだ。
モモンガの掛け布団にキタキツネのしっぽ枕、冷え症の足元にはシマエナガの湯たんぽ。北国生まれの彼らの温もりは、身も心もほかほかにしてくれる。
#いきものと日常
少女の日記6『行列のできるアイス店』
今日はとても暑い日だった。耐えかねてアイス屋に寄ると、すでにペンギンたちが行列を作っていた。彼らにとって、ここは暑い夏のオアシスなのだろう。
#いきものと日常
少女の日記5『ワニの歯磨き』
この日は知り合いのワニに頼まれて歯磨きを手伝ってあげた。巨大な大顎に並ぶ牙を、専用の巨大歯ブラシで磨く。
ちなみに普段は友達の小鳥に歯の掃除を依頼しているらしい。
#いきものと日常
少女の日記4『隣の席のオオスカシバ』
立ち寄った喫茶店にオオスカシバのお客さんがやって来た。注文した花の蜜ドリンクを美味しそうに飲むので、私もつられて同じものを頼む。
ふわりと良い香りのするドリンクは、優しい甘さで美味しかった。
#いきものと日常
少女の日記3『さけのさかな』
その日訪れた居酒屋にサケの団体様がやってきた。飲んでは店内をくるくると泳ぎ回っている。……サケも酒に酔うのだろうか。
そんな魚たちの姿を肴に、私は次の一杯を注いだ。
#いきものと日常
少女の日記2『野良猫と野良トラ』
民家の屋根の上で野良猫と野良トラがくつろいでいるのを見かけた。こちらを眺見おろす姿は、下界を眺める王者にも、気ままな大型猫にも見える。#いきものと日常
少女の日記1『帰り道の深海魚夜行』
この日は帰りが遅くなってしまい、街灯の少ない夜道を一人で歩くことになった。
心細く歩みを進めていると、どこからともなく彼らは現れた。優しい光で先を照らし、並んで家まで送り届けてくれた。#いきものと日常