絵柄の可愛さで引き込みながら《落語はあったけぇんだ》を前面に押し出す第二巻。「落語は人の業の肯定」とは立川談志の言だが、やはり「あったかい」で済まないのが落語。己の醜さも歯痒さも「よし」として狸が高座に上がる日はくるのか。さあ。地獄はここからだ。

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