伝統的な文様「宝珠文」

先のとがった珠で火炎が燃え上がっている場合もあります。
仏教においては仏の教えの象徴とされ仏の持ち物です。
一般的には金銀財宝や望む物を思いのまま出せるといわれる縁起物で祝儀などに用いる吉祥文様の宝尽くし文の1つでもあります。

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伝統的な文様「撫子」

可憐で可愛いらしい花の様子から「撫でたくなる可愛いい子」に由来するとされています。
鎌倉時代頃から調度品や着物の文様として使われました。秋の七草のひとつで秋草文様の中にもみられます。

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伝統的な文様「鹿」

鹿文は弥生時代の銅鐸に始まり古くからみられ、延命長寿の吉祥文様です。
着物の柄としては紅葉や秋草などの秋のモチーフと合わせてよく用いられます。
幾何学的な構成の中に図案化した動物や草花の文を施した有栖川文の中では鹿が描かれた文様が多いです。

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伝統的な文様「楓」

秋の風情を表す文様として平安時代から親しまれてきました。
奈良県の竜田川は楓の名所で歌にも詠まれています。なので、紅葉した楓に流水を組み合わせた文様は竜田川と呼ばれるようになりました。
春の桜と秋の楓を合わせた桜楓は季節を問わず使える文様です。

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伝統的な文様「秋草」

秋の七草(萩、薄、葛、撫子、女郎花、藤袴、桔梗)に竜胆や菊など秋の野原に自生して咲く草花を取り混ぜた文様です。1種類だけを用いる事もあり、奈良~平安時代に文様化されました。
季節感がひと足早く味わえることから、夏の着物や帯などに用いられます。

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