望断鵠山城外雲。詞人何事涙紛々。

『うたかたの記』中の国王二世の事を詠んだ鷗外の独逸日記からの一首。

その一語「望断」について筑摩版全集の誤読の記事から一語の意義を探る。
曰く、

すでに故人となった鷗外と語らうには、その作品の「よみ」に徹すべきである

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