おしまいです。
長い夏を一緒に過ごして頂き、
ありがとうございました☺️🐥✨
たくさんのご提案のおかげで、とっても楽しい夏になりました。
これからもそぼろちゃんをよろしくお願いします🌻

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遠く流れていったビンも、あの子のかわいいかたちも、せみの声も、ぜんぶぜんぶ持って帰れるんだから不思議だね。

風がすっかり涼しくなりました。
そぼちゃんの夏は、これでおしまい。

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はじめて会ったフウセンカズラのトンネルに、あの子を埋めてあげました。
目が覚めるようなセミの鳴き声、
あの子の細くて高い声、
ころころとした笑い声。
これはビンに入れなかった、
そぼちゃんだけの夏の音です。

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ビンは夕日のきらきらに包まれて、
とうとう見えなくなりました。
隣を見ると、もうあの子の姿は
ありません。
ちいさなセミが1匹、力尽きていました。

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「そぼちゃん、一緒に夏の音を探してくれてありがとう。」
ビンはみるみる遠くへいきます。
ずいぶん長い間、ふたりで海を眺めていました。夕暮れ近い波の音は少しさみしくて、夏の終わりを感じるのでした。

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その子はビンをそっと波に乗せました。
「こうして流して、また来年に拾われたとき、ビンから音があふれて夏がはじまる。そしてまたその年の音を集める。そうやって夏を繋いでいくんだよ。」

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そぼちゃんはさっき拾ったガラスのかけらを取り出し、ビンに入れました。
ビンを振ると、からころと鳴りました。
すてきな夏の音でした。

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海にもまれたガラスのかけらを見つけた
夏の思い出になるかなあ

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浜辺を歩きながら少しずつ話してくれた
夏の妖精だってこと、
夏の音を探していること、
音を集めて次の夏に繋げること

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初心者なものだから
風を掴めず、ばっさばっさ
あ...笑ってくれた

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チャプトプいって進むディンギー
進んでいるのか?
けっこうむずかしいぞ...

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ふたりでだまって歩いていると
ディンギー乗り場へ着いた
マストがからころ鳴っていて
おおきな風鈴の音みたい

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甘いもの食べたら元気になるかな...?

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事情は分からないけれど、
とにかく探しに行こう。
泣かないで

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「みつからないの」
その子は悲しそうに言いました。
「何を探してるの?迷子なの?」
そう訊ねても、しくしく泣くばかりです。

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目を開けると、いた
ふしぎな、白い、かわいい子

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フウセンカズラのトンネルでのんびり

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ゆったりした時間
空気のひと粒ずつが のんびり屋さん

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みなみのしま到着。
ぬくくてしょっぱい風。
夏に逆もどり。

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