都市計画の一環として海に沈むはずだった街。予算の問題から計画は頓挫。そのまま見捨てられ無人となった街。しかし背後には人の気配が、曲がり角の先からはしきりに囁き声がする。

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光の道標
光へと至る道は長い。幾度となく谷を越え山を越える。
ほんの一握りの者のみが辿りつくのは果ての大地。
そこにはなにもなく静寂のみが広がる。

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