売芋翁(ばいうおう)

町の大通りに簡素な席を設け、芋を買った客にふっくらの教え説いていたというふっくら道士。
清貧で気儘な生活で、気が向かなければさっさと店も閉めてしまう。

芋だけが目的の客にも諫めるようなことはせず、いつもにこやかに笑っていたという。

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【前田福益】
~ふっくら傾奇者~

ある時、福益は大名が集まった宴に紛れ込み、居並ぶ大名らの膝の上にほっぺたを乗せるという奇行に出た。
しかし一人の好々爺に圧倒的なふっくらの波動を感じ、その者にだけ「ほぺ乗せ」ができなかった。
その好々爺こそ後の主君、五月山和胤である。

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ごろ入道正宗(ごろにゅうどうまさむね)

ふっくらウォンバット必携の『いい感じの枝』を剪定、調整する職人。

かの土管の皇子が苦難をはねのけ、ふっくらの女神に枝を届けようとする『枝渡しの伝説』はあまりにも有名だがこの時の枝も彼の作と云われている。

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遙か昔、ふくら山の麓近くにふくふくしい躰と頬を持つ福の神が舟で川を遡ってやってきた。
上陸した福の神はその地に水神を祀り、乗ってきた舟にちなんで社名を蒼船神社とした。

この旅により舟は破損したが福の神はこの舟に「しぇる太」と名を与え、これを眷属とした。

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ふくら山大僧正
(ふくらやま だいそうじょう)

金星からふくら山に降臨したとされるふっくらの頭領。
その豊満な体躯において並ぶ者はおらず、若き日の義経にふっくらの極意を説いたと謂われている。
後にふくら山を離れ、相模と武蔵の国境あたりを住処とした。

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