みんなは誘ってくれるけれど、本当にいいのかな?
べそちゃんは俯いてぎゅっと服を握りしめます。

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きょとんとするべそちゃんに、れぃくんが微笑みかけてくれます。

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どうやら、れぃくんはスコーンを食べるのが嫌なわけではないみたい。

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思いもよらない事実にみんなびっくり!

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みんなが帰ったきたことに気が付いたべそちゃんは大喜び!
みんなおかえり!

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あむぬいたちのにぎやかな声に、べそちゃんが目を覚ましました。

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でも、朝から今までこのおうちにいたのはべそちゃんだけ。一体このスコーンは誰が用意したものなのでしょう。れぃくんはひとり思考を巡らせます。
ただ、ぬいたちはおいしそうなおやつを前にしてうずうずしているみたい。
たべたいたべたいと口々にスコーンのおねだりをします。

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ぬいたちが示す場所にはおいしそうなスコーンが置かれています。
いい匂いの元はこのスコーンからで間違いなさそうです。

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気のせいかとも思いましたが、あかぃもその匂いを感じるようです。
一体どこから?
そう思ったとき、ぬいたちが声を上げました。

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でも、あむぬいたちの声にべそくんは反応しません。れぃくん達がリビングに行くと……

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15分くらい待ってスコーン完成!
こんがり焼けたスコーンからはバターのいい匂い。べそちゃんも飛び上がって喜びます。
この出来ならきっとみんなおいしいと言ってくれるはずです。そう思うと早く帰ってきてほしくてうずうずするのでした。

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火傷しそうになりながらなんとか生地をオーブンに放り込めばあとは焼けるのを待つだけです。
おいしくやけるかな?
べそちゃんは気になってしまってオーブンに張り付いて見つめます。

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オーブンを200度に余熱をしておいて、べそちゃんは生地を天板に並べて卵液を塗ります。
スコーン完成までもうちょっと!

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2センチの厚さに丸く伸ばして適当な大きさに切ります。べそちゃんは六等分にするみたい。
大きいあかぃとれぃくんにふたつずつ、あかぬいとあむぬいにひとつずつ。ちょうどむっつの計算です。

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バターを入れてさくさくさくさく。粉チーズみたいになるまでとにかくさくさく切り混ぜます。
勢いがよすぎてべそちゃんがぶれて見えるのは気のせいではありません。

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小麦粉、砂糖、ベーキングパウダーに塩を少々。全部ボウルに入れて、お粉がなんとなく均一になるようにまぜまぜします。
前、大きいあかぃのママが大きいれぃくんに教えている時、スコーン作りは適当でいいと言っていたのを覚えていたべそちゃんは"一生懸命"適当に混ぜます。

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