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黒田小暑さん『ぼくはなにいろ』読了。
自分の体の半分を「化け物」と呼ぶ祥司、中学時代のある出来事から「行き止まり」を抱えている千尋、彼女の妹で学校に行けなくなっている絵美、不登校の恵美をふわっと受け入れる文房具屋の孝志朗。
彼らを中心とする、ままならない人生の青春群像劇。→
『コントラ』観賞
ままならない人生の皆苦に囚われる人間の影と光を、モノクロ映像に焼きしめた力作。丸みを帯びた自然光の優しさに目を奪われた
いわゆる田舎の鬱屈した物語なのに、全体通して仏教観にも似た開放感というか無常の響きがあった
後ろ向きで歩く男が時空をねじ曲げてたんだろうな
間にあわなくなってもしらんぞ──っ!!
【推し、燃ゆ】
宇佐見りん 著
推しが炎上した。ままならない人生を引きずり、祈るように推しを推す。そんなある日、推しがファンを殴った……
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岡倉天心の「茶の本」。茶は最初は薬や飲み物。15世紀の日本で審美的な信仰にまで高められ茶道となる。日常の中に美をみいだし、それを賛美する心に基づいた一種の儀式。根本は「不完全なもの」を敬う心にあり、ままならない人生にあって、可能なことだけでもやってみようという心優しい挑戦なのだ。