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【大動脈弁輪拡張症とベントール手術】
大動脈基部に生じる大動脈瘤。大きさが55mm以上で手術適応だが、マルファン症候群では40mm以上で手術を考慮する。標準術式はベントール手術。本当に弁を取る。生体弁ベントールや自己弁温存基部置換術も適応される。イラストの説明はALT👉
#イラストで学ぶ手術 https://t.co/EjMsN3JeEI
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オープンステント
急性大動脈解離に対するオープンステント内挿術は本邦では2014年より導入され、手術件数は増加の一途を辿っている。
末梢吻合止血効果が従来のETに比べ良好というのが外科医側の一般的な合意だか、従来法と比較したJ-Orchestra studyでは有意差は認めなかった。
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人工弁機能不全(SVD)とスーチャーレス弁
生体弁は一般的に10-15年の寿命とされ、弁が硬くなったり、裂けて逆流したりする(SVD)。SVDは高齢での再手術の一因だが、TAVIや再弁置換術の中間の選択肢としてスーチャーレス弁がある。心停止時間を短縮し低侵襲化を計って使用される。
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大動脈2尖弁の多様性
2尖弁の形態は多くのバリエーションがありますが、形成術の観点から大きく3つに分けられます。
左: 3等分に近い (120+240度)
中: 中間 (150+210度)
右: 2等分に近い (180+180度)
左はかなり3尖に近く、3尖化の可能性があるが、成績は 右>中>左 で安定。 https://t.co/CX0dCBhH7v
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大動脈一尖弁(UAV)
通常、大動脈弁は右図のように3つの交連で吊り上げられ3枚の弁葉で構成される。
UAVは2つの交連が不完全で弁葉が1枚の先天性疾患(左図)。人口の0.02%に生じる。
3尖に比べ開放制限を生じやすく若年で弁置換を要することも多い。形成術の報告もあるが発展途上。 https://t.co/bTwoMkEck9
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Mega Aorta Syndrome
(広範囲胸部大動脈瘤)
定義は諸説あるが、弓部から下行/腹部大動脈まで瘤が進展した状態
非破裂性大動脈瘤の終末像であり、臓器保護、アプローチの点から術式は確立されていない
イラストは弓部-腹腔動脈に及ぶ真性瘤に対する一期的置換術、至高の領域に近い
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胸腹部大動脈瘤手術の脊髄保護戦略
分節遮断: Segmental Clamp
脊髄への灌流を少しでも保つために、少しずつ瘤を開けて操作を行う
Shaggy aorta 以外では非常に有効
クランプでの外からの遮断が難しい場合 (仮性瘤等) はバルーンで遮断することもある
https://t.co/GWh5CLY2ok
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スタンフォードB型大動脈解離
定義: 上行大動脈に解離が及ばない
保存的加療の急性期死亡率10%
complicated: 生命が危険
1. 破裂
2. 臓器灌流不全
3. 持続する痛み
4. コントロール不良の高血圧
5. 急速な瘤径拡大
-> 手術
uncomplicated: それ以外
-> 安静, 血圧<120, 脈拍<60
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A型解離の術式
標準術式: 上行置換(左, AAR/=部分弓部置換)
遠位側拡大術式: 弓部全置換(右, TAR)
拡大術式としてのTARは
メリット
1. 弓部置換の回避 (もう換えてる)
2. 下行大動脈手術が行いやすい
デメリット
死亡率高い (日本のデータでは選ばれた患者でも1%増)
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フローズンエレファントトランク(FET)
オープンステントグラフト(OSG)と同義
ETをステントグラフトで行ったもの
1996年に加藤先生が広範囲動脈瘤の治療法として考案
2014年の企業製デバイス(®︎Frozenix)販売後は急性解離に対する適応が拡大中
*COIはありません https://t.co/UTVdU2DhXI
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エレファントトランク
広範囲動脈瘤の治療として1982年 Brost らにより報告
下記効果を期待し、人工血管を吹き流し(象の鼻)のように挿入
1. 吻合の安定化
2. 次の手術操作を簡便にする置き土産
3. 末梢動脈瘤のリモデリング
A型解離にも応用されている
https://t.co/nNdE6ZgYbq
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部分弓部置換術 (Hemiarch replacement)
急性A型解離に対する標準術式
【目的】
1. Tear 切除
2. 破裂に陥りやすい上行大動脈の切除
断端形成法は依然議論あり
Tear の位置、血行動態、臓器灌流不全、遠隔再手術予防の観点より、基部置換や弓部置換が追加されることも
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弓部全置換術
胸部大動脈瘤の約50%を占める弓部大動脈瘤に対する手術
脳をどう保護するか?との闘いであり、1975年にGriepp先生が低体温手術を成功させて以来、日本人を中心に様々な改良が加えられた
急性解離に対して用いられることもある
イラストはエレファントトランクなし