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「スイーって滑空するのは気持ちいいですよ」
ウミネコちゃんの翼は翼幅が大きく先が尖っているが、これは空気抵抗が少ない形であり、海風を捉えて滑空するのに適した形である。
カモメ類はみなこんな形の翼をもっており、彼女もまた風を捉え、自由に空を駆る滑空の名手である。
「ノンビリゆったり季節の風を感じましょ」
ウミネコは日本のカモメ類でも珍しい留鳥であることを反映したであろうセリフ。
ただし、季節的な移動をする個体も珍しくなく、例えば青森で繁殖した個体は、繁殖終了後北海道まで北上した後、四国遠くは九州まで南下する個体も標識調査で明らかになっている
カモメちゃんとはいろいろ違うというところでまず見た目的なところから。
ウミネコの大きな特徴になるのが黒い帯のある尾羽である。
日本で観察できるカモメ類の成鳥でこの特徴のある尾羽を持つのはウミネコだけであり、英名のBlack-tailed gullもここから名づけられている。