『クレンショーがあらわれて』を読んだ。
家族がどん底だったとき見えていた空想上の友達が、ジャクソンの前に再び現れた。それは新たな不幸の前触れなのだろうか――
アメリカでもっともメジャーな社会問題「貧困」をテーマにしている。子供らしい語り口でシビアな話が展開されるが、ラストは救いがある

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餓えた子供のいる世界は、どこか間違っている。という作者の叫びが伝わってきました。格差は米国では大問題になっているテーマです。ホームレス中学生のような貧困の世界を、この物語は子供の視線で描いています。とても切ない物語でした。

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『クレンショーがあらわれて』フレーベル館
キャサリン・アップルゲイト/作 
こだまともこさん/訳 
田中久子さん/装丁・本文デザイン
装画を担当しました
制作中はフレーベル館の渡辺舞さんにお世話になりました
「想像上の友達は、呼ばれたから、来るんだぞ」にいつもぎゅっとなります ぜひ!

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