新入生は3名
会社の上司50人に囲まれて
自己紹介をした

緊張はしたけど
事前に準備してたから
しっかり者って褒めれたよ

満足そうな彼女を見つめながら
自分の新人の頃を思い返す

先輩に
こんなに手のかかる新人は
君が最初で最後だよ
そう言われたことを
思い出していた

16 61

まだ お互いの事を
よく知らない間は
嫌われないようにと気をつける

相手への期待や
些細なほころびに
一喜一憂してしまう

本当の醜い自分を出して
受け入れてもらえた時
相手を信じようと思う

きっと
そのキモチは
揺らぐ事の無い
恋から愛に
変わる瞬間なのかもしれない

18 82

彼女について
社交的IQが低いから
傍でいつも見守っていた
彼女らの事を
見下していたのだろう

甘えさせるだけではなく
時には厳しい事も
伝える事が出来て
初めて対等の友達になれる

勇気を出して伝えた思い
彼女は素直に受けとめてくれた
伝える事が出来て良かった

12 53

三寒四温と言うけれど
ゆっくり ゆっくり 春は訪れる

先週19℃まで気温が上がり
初夏の陽気かと思っていたら
今日は最高気温8℃で
冬の風が頬にささる

少しずつ
衣替えをしているせいか
気温が上がってからの寒さは
一段と身に堪える

それでも 春は確実に訪れる

14 75

彼女は今日 手術を受けた
薬で治していきたかったけれど
身体への負担が
症状悪化を招き
手術を勧められた

手術をしたら
これまでの制限が緩和されて
できることが増える

外から見える傷は
しばらく残るけれど
それを はね除けるくらい
今の彼女はエネルギッシュだ

10 64

教室の一番後ろで
扉の側の席にして下さい
それが彼女の最初の申し出だった
そんな彼女も
昨日卒業式を迎えた

副校長からのメッセージ
頑張っている自分を
褒めることを忘れないで
10年後の自分を思い浮かべて
回り道の経験が
夢を叶える事に繋がる
いつか一緒に働きましょう

17 59

今日は父の兄弟のお通夜だった

15年前に亡くなった
父の事を思い返していた

親しみやすく
声をかけてくれる親戚達
それは母と父が築いてきた
信頼関係なのだろう

寡黙だけど面倒見が良い妹
そんな所 父に似ている

会話が弾む親戚と妹
父の面影を
求めているのかもしない

17 61

ちょっとした違和感

貴方が言うかどうか迷っていた言葉

私がホントに聴きたかった言葉

言ってもらいたいと 願った気持を表出しない事にした

言ってしまうと
相手を傷つけるから
心の内に秘めておく

お互いの違和感だけが
大きくなって どんどん膨らむ

13 53

いつも
自分の事ばかり優先してきたから
貴方が 一番大切にしている事に
気づかなかった

仕事楽しい?
楽しいよ

辞めたいと思った事は無いの?
……無いなぁ……

それって
スゴい事だね 尊敬するなぁ……

15 73

無理しないで
貴方が言う度
大丈夫だよって 答えてたけど
無理をしてるのは
貴方だった

何となく気づいていたけれど
貴方に尋ねても
真実を伝えなかったから
こちらから 話題を逸らした

言って欲しかったって
貴方を責める前に
理解しようとしてなかった
自分を悔やむ

14 59

この男性は自分の事を
絶対に好きになることは無い
そういう男性を直感で排除できる

遺伝子レベルで感じる
嗅覚なのだろうか

全然モテるタイプではないけれど
効率良く
恋人を探すことができた

この男性は
自分の事を好きになる
という未来も 何となく予測できた

7 33

大切な人の
好きな物や重要と思っている事を
大切にしたいと思っていた

パートナーと永く続けるためには
価値観が全く同じでなくても
構わない

パートナーの好きなものを
自分が嫌いではない事

自分の好きと
パートナーの嫌いが
一致しなければ
なんとか 上手く行くらしい

12 55

英語の文章では
事実を大切にする

事実に至る理由や事柄
事実の現状があいまいだと
文章が形成されないんだ

そして
日本の文章では
感情を大切にする
事実や理由なんて
あいまいで構わない

求めているのは
同調と共感
それは
温もりと安心
なのかもしれない

15 56

忙しい中でも
協力して仕事をしたい

予想外のトラブルが起こった時は
なおさら助け合いたい

そんな時に
一人にだけ責任転嫁して
原因を追求するために
責め続ける態度
それが 前から嫌いだった

仕方ないよね
遅れるって 言っておくから
あっさり告げた上司が
女神に見えた

17 59

心理学で云う とは
大切な人に
ずっと大切にされる女子

モテ女子を演じてみて
モテ女子と優柔不断は
共存しない事が解った

モテ女子は決断力を
モテない女子は
チャームポイントを磨いて

そして
大切な人をずっと
思いやる気持ちが無いと
幸せになれないらしい

20 70

貴方を慕っている女性が
たくさん居ることは知っていた

私が離れて行ったとしても
貴方はきっと困らないだろう

時々 嫉妬やいじける気持ちが
高ぶると そんなことを考える

考えてみると
いつも
自分から好きになっていた

ストレートな愛の告白 受けたの
初めてだったな

16 53

空から
フワフワ舞い降りる雪の妖精を
眺めている

まぶたに触れた雪の結晶が
そっと溶ける

雪道の公園を歩く
ギュッギュッて響くブーツの音

瞳を閉じると
幻想的な雪の世界で
一緒に歩いている僕と君

いつだって君が
幻想的な世界にいざなってくれる

15 60

貴方が何かを隠しているのは
自分のせいだと思っていた

あれがきっかけで嫌われたのかな
最悪の妄想が
頭の中をぐるぐる駆け巡る

そんな関係に
ピリオドを打とうとした時
貴方が秘密を打ち明けてくれた

悩んでいたのは
自分だけでなかったことに
初めて気づいた

20 62

SNSが生活の中心にくることは
あり得ないから
いつも
SNSより実生活を優先してきた

だけど最近
ドキドキすること
嬉しくてほっこりすること
悲しくて涙が溢れること

実生活よりSNSの方が遥かに多い

貴方がここでずっと
待っててくれていたことも
すぐに 判ったんだ

17 54

愛することは受け入れること
支えることは信じること

たぶん それが出来なかった

傷ついたのは自分だけじゃない
彼女をひどく傷つけたこと
絶対に忘れない

そして どんな状況でも
愛して支えることの出来る
強い女性になる

15 53