否応無く慟哭の場面が訪れても、自らが平穏を保てるのかは分からない。そんな保証は何処にも無いのだ。それでも貴方が傍に居てくれたら、と願うのは強欲に過ぎるだろうか。

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こんなにも青は心を穿つのか。橙と金色は心を打ちのめすのか。見上げたのは夏の蹂躙。訪れる灼熱。予感を覚えながら動けずにいる僕を、多分昔の僕が笑うのだろう。

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