徹頭徹尾フォトジェニックにこだわった特撮SF映画。謎の石版に導かれてステップアップする人類の進化。めちゃくちゃ単純なストーリーの説明を省略、音楽にR・シュトラウスの「ツァラトゥストラはかく語りき」やリゲティを使って哲学志向を印象づける。

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飛行中の超光速宇宙船にトラブル発生、地球にとてもよく似た惑星に漂着。そこは猿が世界を支配する「猿の惑星」だった。
宇宙のお猿が、なんで英語で喋ってんだ、英語の読み書きできるんだ? 結局SFなんて子供騙しの見世物だな、と侮っているとラストで背負投げを食らう。

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60年前の喜劇映画だけど、核兵器による国際軍事の緊張状況はほとんど変わってないから、面白さがまったく劣化していない。軍人、政治家、科学者だけのストーリーで一般民間人は蚊帳の外というのが潔い。
キューブリックはコメディの天才。

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異星人侵略SFのマスターピース。原作(1898年)の時代を現代(1950年代)に、舞台をロンドン郊外からロサンゼルス郊外に移して映画化。(製作当時)最新兵器の原子爆弾も火星人には通用しない。特殊効果による非情無情の都市破壊が見どころ。

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