■ バンダースナッチ(🇬🇧Bandersnatch)
ルイス・キャロル『ジャバウォックの詩』に出る動物。姿が殆ど描写されず、別の詩と合わせた<素早い体、「燻り狂」った顎、長い首>など断片的な情報が多くの人の想像力を掻き立てました。ゲーム等でも千差万別な解釈で登場します。

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■幽霊ライダー
近代以降は運転中に接触してくる怪異も多い。
東京都奥多摩での噂。バイクを走らせていると後ろから男女二人乗りの霊が接近してくる(「バイク、お好きなんですね」と話しかけてくる場合もある)。横についたその姿は下半身がないとも、血だらけともされる。

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■アンビゼ・アングーロ(Ambize Angulo)
中央アフリカに伝わる魚。頭から前脚にかけて豚で、ほぼマーメイドの豚版。世界中の海に住むとされ、コンゴの漁師達のロマンであった。味は豚肉寄りらしい。ホグフィッシュという英名があるが、此方は実在の魚にも用いられる。

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■火喰鳥(ひくいどり)
福島県いわき市、永井の民話。
ある放蕩娘が、水を求める病の母を無視して遊びに出た。帰宅し、膳に箸をつけた娘はその手を火に巻かれる。母は布団の中で息絶えていた。炎に包まれた娘はやがて真紅の鳥に、母の名を叫ぶ声もか細い鳴き声に変わった。

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■馬鹿(うましか)
幾つかの絵巻物に見られる妖怪。元絵は真横を向いてるので一つ目という説もある。もうなんか「妖怪」って言っとけば何してもいいと思ってんでしょ的なサムシングを感じなくもないけど、「居る」と信じられた時点で居るのが妖怪なので居るのだ。

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■海和尚(うみおしょう)
中国の漁師たちに恐れられる海の妖怪。人やタコなど様々な姿で残るが、日本では亀の姿が比較的有名。海坊主の別名と捉える人もいる。
この妖怪に船を襲われないよう、見つけた時はお線香を立てなければならないそう。

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■キラキラガールさま
ポプラ社「学校の怪談大事典」にて、「こっくりさん」と同系統のまじないの一つとして紹介されている。ローカルのノリで、より「女子の悩みの味方だゾ⭐︎」な響きにアレンジされたと思われる。名前しか分からないので実際は全然違うかもしんない。

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■長壁姫/刑部姫(おさかべひめ)
姫路城の天守に住む謎の女性。正体は霊とも神とも狐とも云われる。
年に一度姿を現し城の運命を預言する。
30前後に見えるとされる一方、鳥山石燕は蝙蝠を連れた老婆を描く。また怒ると6mの怪物になるという、出立ちからミステリアスな存在👸

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■座敷童子(ざしきわらし)
岩手を主とするけど、知名度ゆえか全国的に目撃される妖怪。大体3〜15歳ほどの少年or少女の見た目。これが住む家は豊かになるという伝承はあまりにも有名。基本手放しで喜ばれるが、立ち去ると落ちぶれるというリスクの方は何かスルーされがち。

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■猫児卵(ねこのたまご)
『日東本草図纂』に記録がある、猫っぽい顔のついた、卵のように丸いふしぎアニマル。木の下から出て来たので捕まえようとしたら土の中に逃げたらしい。すっごーい!君は穴掘りが得意なフレンズなんだね!

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■八尺様(はっしゃくさま)
土地に封印されていた謎の怪異で、機械的な声を発し240cm余りの身長をもつ。外見年齢は話によりバラバラ。『魅入られた』人間を取り殺しに来る。
ネット発の怪としては出世頭でアイドル妖怪の風格すらある。じゃあもっと可愛く描いてやれよ私。

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■はじかき
はぢかき、はぢっかきとも。複数の妖怪絵巻に収録されてる餅みたいな体型の妖怪。いずれも「えへへ」みたいな表情で頭を隠してる。ぶりっ子め。

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