花。ペリウィンクルは春先の魔力の強い花として有名で、別名を「妖術師のスミレ」 sorcerer's violet。土地によっては花輪にして魔除けや魔封じに使われたりします。絵はいつものネリー・ベンソン。

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スミレに関する伝承

・春先、一番咲きのスミレの頭をなでるとラッキー
・家に持ち込むのは基本的にアンラッキー
・お墓のそばのスミレはお祈りしているので摘んでいけない
・スミレ色の瞳の美女はいつまでたっても美女

最後のは妖魔系の特徴のようです。絵はいつものネリー・ベンソン。

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こんにちは☀️
6月の第2日曜日は だとか。先日ネリー・ベンソンのフラワーフェアリーをあげましたが、こちらは英国のイラストレーター、H・G・C・マーシュ・ランバートのフェアリーたち。正確な時期は不明ですが、1910~1940年代にポストカードとして描かれたものです。

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花の妖精を描いた本といえばシシリー・メアリー・バーカーやM.T.ロスが浮かびますが、こちらのネリー・ベンソンの妖精も素朴な味わいが可愛らしくて好き。初版は1901年。コールデコットやケイト・グリーナウェイの木版印刷を手がけた、エドマンド・エヴァンスの晩年の仕事のひとつでもあります。

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さて2月。英国伝統の花暦では、二月を代表するスノウドロップがぬかるむ野原を清め、ヴァイオレットを迎える準備をします。シンボリズムをおおざっぱにまとめますと、白はマリア、赤は血を流すキリスト、青は空にまします神、青と赤を混ぜる紫は聖霊なり。絵はいつものネリー・ベンソン。

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雑。ヒイラギといえば冬場に目立つ植物の代表格。なんでもその樹皮に生じる独特の「しわ」が字に見えるとのことで、デヴォンではこれを「ピクシーの恋文」と称してメッセージを得ようとするのであります。樹皮占いとでも申しましょうか。面白きかな、と。絵はいつものネリー・ベンソン。

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当館の花暦によれば、4月3日の花はキバナノクリンザクラ。英語名のカウスリップのほうがピンとくる人も多いでしょう。カウスリップを寝床にする妖精さんも多く、春眠暁を覚えぬままお昼近くまでグダグダしてるとか。絵はネリー・ベンソン。

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さて三月一日。魔術史的には1888年の黄金の夜明け団イシス・ウラニア・テンプル設立許可証の発効日。当館の花暦ではヤナギの日。モコフワのつぼみが可愛いのはユニヴァーサルな心情でありましょう。絵はネリー・ベンソン。

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当館の花暦によれば、8月9日の花は真紅のポピー。花言葉は「ファンタジー」。その赤は戦場で流された血を吸い上げた色とされ、1918年以降は第一次世界大戦を象徴する花となりました。11月になると造花のポピーがヨーロッパ全土を覆いつくす観あり。絵はネリー・ベンソン。

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雑。当館の花暦によれば2月2日の花はスノウドロップ。ネリー・ベンソンの擬人化絵も可愛らしく仕上がっています。しかしその純白は花嫁衣裳なのか経帷子なのか、結構意見が分かれるのです。人の死を願う花としてお見舞い等では忌み嫌う向きも。

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