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ノアの母はビテノシ。ノアがずっとつけていた髪飾りは母ビテノシからの贈り物。ノアの女顔完全に母親似だから。

だが前世である事件を境に、ビテノシの魂が不安定な状態に陥り、父のラメクは実の息子のノアを妻のビテノシに近づくことを良しとせず、彼にも辛く当たっていた。

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「ノアちゃ〜ん!いつ見ても女の子みたいでかわいぃねぇ〜♪」

『お、おばあちゃん⋯』

「ほんとラメちゃんじゃなくビテノシちゃんに似ててよかったわぁ!」

『⋯え?』

「うふ〜ノアちゃんのためにたっくさんかわいいお洋服作ってきたんだよぉ!着てみて♪」

  

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『あれ?君は⋯見ない顔だね』

「こんにちは。もしかしてここって貴方の花園かしら?ごめんなさいね、あまりにも綺麗で心穏やかになれる場所だから、思わずお邪魔しちゃったわ」

『気にしないで。皆に喜んで貰いたい為に作ったから、そう言ってくれると嬉しいよ』
  

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『ふふ、心配してくれてるの?
ありがとう。でもいいの。
お外に出れなくても⋯

ラメクさんを安心させられるなら。
私、あの人の悲しい顔もう見たくないから』

 

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『ラメクさん!見てください!こちらに素敵なお花畑がありますよ』

「⋯ベティ。そんなに走るな。体に障る」

『あ⋯っ
私ったら、はしたないわね。久々のラメクさんとのお外だと思って、ついはしゃいじゃったわ⋯ごめんなさい。』

  

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[神芝居キャラ紹介]

ビテノシ(Betenos)

聖書外典『ヨベル書』に登場する女性。 ラメクの妻。
ノアの母とされる。儚い雰囲気を纏う幸薄の美人。ノアの母だけあって彼と瓜二つ。ノアの髪飾りは彼女からの贈り物。
前世の死因が災いに、聖界に転生後は魂が不安定で病弱体質にある。

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