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#ロンドン展 出品中の #ファン・デ・フェルデ 描く海景中央で上がる白煙は、傍らを行くアムステルダム市の旗印を掲げた船に向け放たれた礼砲。海上の風景では添景モチーフとして人物の他に水面を緩やかに進む船🚢、その艤装中に大砲があり、平時には表敬のため発砲、静かな海景に変化と動きを与える。
#ファン・デ・フェルデ 一家は17世紀オランダの画家一族。風景画が伝家の技。ウィレム(父)と同名の子ウィレム(子)はいずれも海と船の風景画家、年少の子アドリアーンは多少専門が異なり、動物のいる風景の画家。ファン・デ・フェルデ(子)の生涯と作品については→https://t.co/31C44RmhlE https://t.co/zFtDAEKkZW
【くらべて見よう】ファン・デ・フェルデの絵(#ロンドン展)では、活動する人と船が前景の静かな海に複数浮かぶ。クールベの絵(#クールベと海展、#ふくやま美術館 蔵)では船は遠景に小さく1隻だけ、しかし前景にうねる荒波の海。モチーフと動きの組合わせが好対照の、東京と山梨の特別展出品作2点。
オランダ絵画の黄金時代(続き)
①ヨハネス・フェルメール『ヴァージナルの前に座る若い女性』
②ウィレム・クラースゾーン・ヘーダ『ロブスターのある静物』
③フィリップス・ワウウェルマン『鹿狩り』
④ウィレム・ファン・デ・フェルデ『多くの小型船に囲まれて礼砲放つオランダの帆船』
メモ。17世紀ネーデルラント美術に描かれた、魔女の小道具としての遊戯カード。ヤン・ファン・デ・フェルデ2世とダフィット・テニールス2世の作。前者は傍にサイコロも。後者の作者テニールスはルーベンスと非常に親密だった人物。