「月の住む街」
夜空に住む月は
いっつも一人ぼっちだった
寂しがり屋の月のことを
心配した人たちは
一緒に住もうと
呼びかけた
喜んだ月はやってきて
人間と共に暮らし始めた

おかげで夜空はいつも
空っぽに
月に会いたいと人々が
この街にやってきた

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