『柩狼』
赤い月への信仰に憑かれた人狼の末路。
敵意も何もなく赤い月の幻覚を見せる異音を撒き散らしながら彷徨する。ブレーメンの暗殺隊の中でも意思疎通が困難な部類。
幾度倒そうとも蘇る不滅の化獣と相対するには赤い月を頂くその狂気の一端に触れる覚悟が必要となるだろう。

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