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#マグにじ_本編 「……ッ、痛っ!」
#マグにじ_本編 「────賢い選択をしてね」
#マグにじ_本編 瞬間、アイリスをその背後から飲み込むようにして黒い靄が膨れ上がった。
#マグにじ_本編 「とても辛い事があったのね……此方においで、アイリスさん。もう、大丈夫よ」
#マグにじ_本編 「……………え?」
#マグにじ_本編 「──炎の精霊の名のもとに我が力となれ!」
#マグにじ_本編 「…………ぁ、……ッぐ、」
#マグにじ_本編 「…………逃がさない、絶対に」
#マグにじ_本編 「……俺は『揺籠』。だけど、『黄龍』って呼んでね。ほら、『黄龍』の方が何か格好良いじゃん?」
#マグにじ_本編 「────今 力を我に」
#マグにじ_本編 〈第一章〉『朱雀』 【終】
#マグにじ_本編 「改めまして──御機嫌よう、魔法の子達」
#マグにじ_本編 クレドの瞳は最期まで、そして今もレヴィの事を視界に入れていた。それだけは、確かだった。
#マグにじ_本編 ソイツは手をぐっと握った。 それだけで、何かが破裂した音と共にライの叫びは消えた。
#マグにじ_本編 「──重く揺らう鋭き水よ、清く尊い聖なる龍よ。その御力宿りし咆哮を以て畏れさせよ……!!」
#マグにじ_本編 「──地に還れ」
#マグにじ_本編 普段隠れている筈の右目は晒されていた。大きく輝く〝獣〟の瞳はソイツを一直線に捉えて離そうとはしない。
#マグにじ_本編 「────黙って消えなさい」
#マグにじ #マグにじ_本編 『マグナーシュの滲む頃』──【始動】