8月8日、あなたと私の2人きり。
ほらよと差し出された茶色くて冷たい飲み物を口に含む。私の口には合わないわね――いつもみたいに悪態をついてみたけど、何故だか笑みが溢れてしまう。そんな私の様子を見て、あなたは不思議そうに首を傾げた。

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