いや、安男ちゃん やん!笑
三ツ星作品に欠かせない「キャラ」を利用しつつ、自由自在に動いて 笑いを交えながら多くの男性役をこなす。安男ちゃん縛りのままで多くの役を演じ分ける川上さんの実力…これは簡単ではないですよ。

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④会場の小劇場楽園は 二面舞台の「特等席」に極太の柱が鎮座する曰く付きのハコ(笑) ただ柱ウラの特等デッドスペースの活用法にはセンスを問われる。本公演では、最小限でオーソドックスながら 狭小な空間に奥行きを持たせる利用法で、思わずニヤリ。

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③三女莉里が目指すコーヒー業界の現況を的確にリサーチし 物語の展開に盛り込むことで、物語世界に確かなリアリティを持たせている。この深度の描き込みは莉里についてだけだが 全体の精度に作用してくれるから、上演時間を考えると賢いやり方。

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②小島節子さん演じる母親が三姉妹の内面に説得力を持たせる。自由奔放だが それは責任の伴った自由…そして明るさ。家族の問題を扱うからには 寄り添う側の家族観は大事だし、三姉妹の言葉の温もりのベースには この母と暮らした日々があるように感じる。

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①個性的で美しい三姉妹がなんといっても魅力的。自由でパワフルな個性には嫌みがなく、三人の生い立ちが滲み出ている。基本若い彼女達の説教がクライマックスなのだが(笑)、鬱陶しくも軽々しくもなく、彼女達なりの等身大の説教になっているのが見事!

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