とは
かくも
幸福且つ
甘く惑わす
ものなのだと
貴方は私に
刻み込む
唇の熱
あと



止め
瞳を見
映り込む
私を其処に
留めて居てよ
どうして私
こんなに
恋して
いる


絵・甲斐千鶴さん

4 18



「絵・甲斐千鶴 

はるかぜがふいても
てがみはとどかず
しぬほどこがれ
なみだにぬれ
きみだけを
おもって
もえる
いま


2 5


もも
サクラ
かんじて
  開いて
 カタカナで
わたしはだあれ
      見て
      嗅いで
      さわって
      タシカメテ
咲いているのを楽しんでネ

絵・甲斐千鶴

1 10


折ら
ルルル
何處んぞ
目交の高さ
降り来たれば
衣摺れのルルル
淡き恋にあらざる

絵・甲斐千鶴

1 49


先に
僅かに
残る花と
一葉の思い
指先につたう
夜露の重み
朝日浴び
綻びる
蕾と


絵・甲斐千鶴

2 32


去る
あなた
あとから
読んでねと
枝に結ばれる
文は絶対に
開けたく
ないの
香り

すぐ
移って
いくから
満ちてくる
曙のひかりに
透かして見たい
この気持ちとめて
肩にとまるなら目白

絵・甲斐千鶴

2 24


桃花
桜の花
春を彩る
花々達より
貴方から届く
不器用な想いが
綴られてる恋文に
美しさや愛おしさを
感じるようになったの
いつか恋文越しではなく
直接貴方の口から聞ける日
を密かに夢に見ながら今宵も
春を彩る花々に囲まれて眠るわ



絵・甲斐千鶴

1 10


慕う
淡き心
夢に解け
届くように
謳う花の精霊
瞼の奥深く
描いた夜
優しく
瞬く


絵・甲斐千鶴

4 80


香る
令月の
和かな風
風よ伝えて
待つ事の喜び
庭の梅の見事さ
変わらない愛しさ
朝の光に白梅が舞う
童べが駆けて来て
手渡されたのは
梅の折り木と
蘭の香の文
会いたい
という
恋の


「絵・甲斐千鶴

7 68

君想う
あさき眠りの
夢の果て
薫る梅花の
便り哉


絵・甲斐千鶴( )

6 13

平静装えどこぼれて咲いて
成った恋路を抱きしめる
がまんは梅の蕾に近く
終いを告げる文と朝
わたしのあなたへ
りんとうたおう
令慈のように
和やかな先
が在れと
始まり
まも



絵・甲斐千鶴

1 15

【絵・甲斐千鶴


目が
覚めて
思い出す
貴方の横顔
風のささやき
月の微笑み
甘く響く
雨の声
花の


 
 

1 9


目が
覚めて
思い出す
貴方の横顔
風のささやき
月の微笑み
甘く響く
雨の声
花の


 
 

0 3

「絵・甲斐千鶴 


文が
桜花と
共に訪れ
読まずとも
閉じた瞳に
映る面影
逢えた
貴方


 
 

1 7


でね
貴方が
私の膝に
頭を乗せて
長い睫を震い
子どもみたいに
すやすや眠ってた
私は凄く嬉しくって
膝を揺らさない様にと
からだを固くして居たわ
この夢がほんとに成るには
後どれ程の時間が要るかしら
でもそれすらも私には楽しみよ


絵・甲斐千鶴

2 19

こちらの甲斐千鶴さんのイラスト「朝届いた恋歌」に 、または自由に詩歌句やSSをつけてください。今回は一部作品を楽詩本誌に掲載させていただく都合上、1ツイート内に収めてください。ひとり何ツイートでも投稿可。ツイートには「絵・甲斐千鶴 まで募集

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光が
君から
溢れでる
眩しすぎて
覆ってみても
引き寄せられる
輝いてみたくなる
星になれるだろうか
現れる不安を振り払い
前を向いて歩んでみよう
例え君の星になれなくても

 

絵:甲斐千鶴さん

4 49


がね
舞って
いますね
こんなにも
沢山の羽根が
秘密だったの?
恨んではいません
でも今夜は少しだけ
寒さを我慢しましょう
布団が痩せちゃったから
あなたが羽根を隠していた



絵・甲斐千鶴さん

1 11

【11/26まで募集】この甲斐千鶴さん のイラストに、詩歌やショートストーリーをつけてください。形式は
①#三角定規詩 または
②自由に作る
です。①は次のツイートでご確認ください。作品は楽詩ウェブサイトや1月の京都文フリで配布予定のフリーペーパー「楽紙」に掲載

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