異世界と言い、異界と言う。
では、問おう。
お前は世界の何を知っているのか。
知るところがおのれの属する世界であるなら、
知らぬ先は異界となる。
そして異世界とは認知の埒外に無数に存在する。
戻れぬ昨日、まだ見ぬ明日。
すべてが異界であるのなら。

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