中納言行平(16番)
『古今集』離別・365

たち別れいなばの山の峰に生ふる まつとし聞かば今帰り来む

実際、じめじめ未練がましいのは男のほうだ、
なんて言いますが
百人一首には、
つれない男を待ち続ける
女性の涙を描いた歌も多いのですが
こちらは珍しく「男が想いを抱き続ける」切ない
歌です

0 1