隙だらけだ、背中を見て思った。彼は仕事の時背後に隙などない。グラスを手に無防備な虎徹さんを後ろからそっと、でも驚かせるように抱きしめる。彼は不意打ちを食らったようにビクッとした後、自分のグラスを合わせてきた

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