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御崎の前のつくりかた
まず「仙女になりたい」と言い出す中二病公卿令嬢を用意します。
数百年くらい歳を取らせ、ついでに国語教諭の免許も取らせます。
おおむね出来上がり。
#人外お姉さんといっしょ
「私がどこを見ているか気になる?」
「変なことを聞きますね。私はいつも同じところを見ていますよ」
「それが遠くにいても近くにいても、遠い昔から今まで見ています。そしてきっと未来もそうです。それが尽きるまでは、ね」
#人外お姉さんといっしょ
「さて。妖怪というか魔物というか。そういったものには共通点がある。曰く、大力である。曰く、怪異を起こす。曰く、空中にある」
「――曰く、異形である」
「驚いてくれるな。畏れてくれるな」
「つい、力が強まってしまうだろう?」
#人外お姉さんといっしょ
「?」
「おかしいことを、言うんだね?」
「そうだよ?あなたの言うとおり。私は魔に呼ばれたものを討ってきた。そのとおり」
「だからさ」
「あの子を守って。あなたを討つよ」
「おかしい?信じられない?」
「そう」
「ざんねん」
#人外お姉さんといっしょ
「無様な」
「ええ。無様といったのです。なんですかその様は。下等で無能で矮小にも程があります。……と」
「アレの口車に乗せられたようで大変不快ですが。私がこの愚かな土塊と話しているというのに。そんな雑多で無価値なもので妨害をするとは」
「不敬である。去ね」
#人外お姉さんといっしょ
「あはは」
「残念だったね、無念だったねえ」
「あの畜生狐を留め置いて。あの対魔の子達を留め置いて」
「それで届くと思ったんだ?しょーねんに」
「それで、夢を見ちゃったんだ?あはは、かわいいねえ、愚かだねえ」
「さて。それではご一緒に」
「呪われてあれ」
#人外お姉さんといっしょ
「クリスマス、なのでしょう? たいへんだわ、たいへんだわ! お菓子を準備しなくっちゃ プレゼントを戸棚のなかに用意しなくっちゃ クリスマス、みんな大好きなくりすます!」
「そうだ! 新しい弟妹がふえたら、みんな喜んでくれるかしら! そうよきっとそうだわ!」
#人外お姉さんといっしょ
お姉ちゃん四変化~!(平常時/遊ぶ弟妹を見守る時/「お姉ちゃんきらい!」と言われたとき/貴女なんかお姉ちゃんじゃないと言われたとき)
#人外お姉さんといっしょ
「あの子たちと、どうか仲良くしてあげてね?」
お姉ちゃん。「弟妹」がたくさん、それはたくさん、もういっぱいいる。あの子たちを傷つけるモノを、お姉ちゃんはゆるさない。
#人外お姉さんといっしょ
「こういう時は大体鬼になるものだが。どういう訳か。私にはそれにもならなかったらしい」
「かくして一匹の『蜘蛛』の出来上がりだ。さて、子守唄代わりの昔話はどうだったかな。君も気をつけたまえよ」
#人外お姉さんといっしょ
Q ハロウィンなのにどうしてピリピリしてるの?
A ハロウィンだから。仮装に紛れて本物がでてくるし、しかも見分けが難しい。
Q 「お菓子いります?」
A 「じゃあお言葉に甘えて」
#人外お姉さんといっしょ
お狐お姉さんと御崎の前の将棋? ちょっと前(ここに任意の年数をいれる)に始めてから、まだ続いてるよ。いつ終わるかは知らぬ。
#人外お姉さんといっしょ https://t.co/5XqiLHBwL6
「月下山楼で茶酒を呷り、逍遥自在に書を読み暮らす」
「僕がこないだの授業で書いたやつですか?」
「貴方のは『逍遥自在に仙女は暮らす』だったわね。さっきの詩はね、昔私が詠んだものよ」
#人外お姉さんといっしょ