結果として、享保十二年銘塔は見当たらず、代わりに同書未掲載の寛延三年銘塔があった。とすると。『道ばたの碑』の記述を信ずれば、享保十二年銘を有する刻像塔が、辰山のお隣、勝負沢のどこかに存在するはず。また、あの山に分け入らなきゃならないのか……白石のいぢわる(語弊)。

0 4