鵼(ぬえ)
鵼は深山にすめる化鳥なり。
源三位頼政、頭は猿、足手は虎、尾はくちなはのごとき異物を射おとせしに、
なく声の鵼に似たればとて、ぬえと名づけしならん。 

鳥山石燕-今昔画図続百鬼-

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今昔画図続百鬼 -鳥山石燕-
「広有 いつまでいつまでと鳴し怪鳥を射し事 太平記に委し」

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怪ごっこ
『邪魅:じゃみ(鳥山石燕:今昔画図続百鬼)』の物真似。

邪魅は魑魅(山の化け物)の類である。妖邪の悪気なのよ。

森林浴…心も体もリフレッシュ……

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自己流妖怪図画
般若(はんにゃ)
今昔画図続百鬼に描かれている妖怪。般若は本来最高の智慧という意味だが源氏物語の六条御息所が嫉妬から生霊となるも怨霊行者の読経を聞き「あらおそろしの般若声」と言って逃げるという内容の能「葵上」から鬼と解釈されるようになったという。

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不知火(しらぬい)
今昔画図続百鬼に描かれている怪火。旧暦7月の新月の夜などに八代海や有明海の海上に始めに1つか2つ「親火」という火が現れ、それが増えながら左右に動き最後には数千の火が横に並ぶという。景行天皇を陸まで導いたという話もある。

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寺つつき(てらつつき)
今昔画図続百鬼に描かれている妖怪。法隆寺や四天王寺に現れ、寺をつつき破壊しようとする。聖徳太子と蘇我馬子に討伐された物部守屋の怨霊とされており、仏法に障りをなすため太子の寺を狙うという。源平盛衰記によると聖徳太子は鷹になり対抗したという。

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今昔画図続百鬼より鬼を模写しました。

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自己流妖怪図画
加牟波理入道(がんばりにゅうどう)
今昔画図続百鬼に描かれている厠に現れる妖怪。口から鳥を吐いている姿で描かれている。解説では大晦日の夜、厠で「加牟波理入道ホトトギス」と唱えると現れなくなるという。

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以津真天(いつまで)
今昔画図続百鬼に描かれている妖怪。太平記の「広有射怪鳥事」にて紫宸殿の上に「いつまでも」と鳴く怪鳥が現れ人々を恐れさせ、鵺退治にちなんで怪鳥を矢で射貫いたという話があり、その怪鳥を元に石燕が創作したとされている。

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自己流妖怪図画
川赤子(かわあかご)
今昔画図続百鬼に描かれている水辺に現れる赤子の妖怪。石燕の解説では河童の一種と述べられている。水木しげるの解説では水辺で泣き声を出し、人が声の元にいくと声の方向が変わる、これを繰り返すという。

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青女房(あおにょうぼう)
今昔画図続百鬼に描かれている妖怪。石燕の解説では古く荒れ果てた御所に現れるという。室町時代の百鬼夜行絵巻に描かれている鏡をのぞきお歯黒をつけている女官の妖怪が元になったという。松井文庫の百鬼夜行絵巻では青女坊という名前で描かれている。

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百々爺(ももんじい)
今昔画図続百鬼に描かれている妖怪。石燕の解説では「未詳」と書きながらも原野に出現する老人の妖怪としている。遭遇すると病気を患うという。名前は化け物を意味する幼児語「モモンガ」と「ガゴジ」の合成語だと石燕は述べているという。

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自己流妖怪図画
古戦場火(こせんじょうのひ)
今昔画図続百鬼に描かれている妖怪。かつて戦場だった場所に鬼火の集団が現れるという。死者の血が地面に滴り、そこから発生するとも言われている。鬼火とともに首のない兵士が現れたという話もある。

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骨女(ほねおんな)
今昔画図続百鬼に描かれている妖怪。石燕の解説では歳を経た女性の骸骨が牡丹柄の提灯を持ち、生前恋していた男の元へ行き、その男と交わるという。このことから怪談「牡丹灯籠」を元に描いたと言われている。

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からハロウィンっぽい二人
小刑部姫(長壁)は今昔画図続百鬼から
飛縁魔(縁障女)は血や精気を吸い取って命を奪う妖怪(吸血鬼)との一説もあるとか。

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狢(むじな)
今昔画図続百鬼に描かれているアナグマの妖怪。狐、狸同様人を化かすという。とある古寺に僧侶に化けて6年間過ごしていたものの、居眠り中に尻尾を出してしまい正体を暴かれてしまったという話もある。

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皿数え(さらかぞえ)
今昔画図続百鬼に描かれている妖怪。夜な夜な井戸から現れ、皿を数え9枚目の後10を飛ばして泣き叫ぶ。番町皿屋敷に登場する十枚組の皿のうち1枚を割ってしまい、酷い仕打ちを受け井戸に身を投げた下女、お菊が元になったと言われている。

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墓の火(はかのひ)
今昔画図続百鬼に描かれている怪火。薮に囲まれ荒れ果てた墓所で五輪塔が燃え上がった姿で描かれている。梵字が欠けていることから梵字で断たれるべき未練や煩悩が炎となって現れたという説もある。

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山精(さんせい)
中国河北省に伝わる妖怪。カニやカエルをよく食べ、山で働く人から塩を盗むという。夜に人を犯すことがあるものの、「魃(ばつ)」と呼ぶと人を犯すことができなくなる。日本では今昔画図続百鬼に山小屋を覗く姿で描かれている。

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油赤子(あぶらあかご)
今昔画図続百鬼に描かれている妖怪。火の玉の姿で家の中に入り、赤子の姿になり行燈の油を舐め取ると再び火の玉に戻り飛び去る。かつては行燈の灯りに魚油を使っていたため、正体は猫だという説もある。

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