仙台で洋画家・澁谷榮太郎に師事した伊藤は、澁谷の紹介で昆虫の細密画を描く仕事をした折、その描写力に驚いた人々から東京美術学校への進学を勧められ、受験勉強のため、冬季間だけ東京の川端画学校に通い始めます。
「伊藤正規大回顧展」、本日は閉館しました。またあした会場でお待ちしています。

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伊藤の数少ない冬の絵「リンゴの樹の雪」(1970年制作、光風会第56回展)。冬の晴れ間、日差しを受けて輝く、雪景色のリンゴ園です。やはり伊藤の絵はいつも、津軽の光と明るさをとらえています。
「伊藤正規大回顧展」、本日は閉館しました。新年の開館は1/2から。みなさま良いお年をお迎えください。

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クリスマスイブらしく夜の絵を探してみたのですが、ないのです。伊藤正規はあくまで明るい光の津軽を描いた人なのですね。
ということで、きょうは「ガラス壺のばら」(制作年不明)。剣弁のバラを星に見立てて(笑)
「伊藤正規大回顧展」、本日はまもなく閉館。またあした、会場でお待ちしています。

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「バラと桃の先生」と呼ばれた伊藤正規。モチーフのバラは花弁の巻きが尖って見える「剣弁」のものにこだわったそうです。それは、伊藤の五所川原市梅田のアトリエの庭に咲いているものでした。
「伊藤正規大回顧展」、本日は閉館しました。またあした、会場でお待ちしています。

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「万歴壺のばら」(製作年不明)。
日展と光風会展に出品していた伊藤正規は「庭」をはじめ100号以上の大作を多く残しましたが、一方でバラや桃を描いた小品も多く、「バラと桃の先生」と親しまれました。
「伊藤正規大回顧展」、本日は閉館しました。またあした、会場でお待ちしています。

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