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「…鴎、この大量の布、何に使うんだ?」
「沢山のてるてる坊主を作って、台風を追い返すんだよ!羽依里も手伝って!」
「台風相手にてるてる坊主…束になったところでまとめて吹き飛ばされるだけじゃ…」
「そんな事言わない!皆で奇跡を起こすの!鍵島を守らないと!」
「え、なんの島だって?」
こちらのしろはちゃんアンソロに参加させていただいています~
羽依里くんも一緒に描きました、どうぞよろしくお願いいたします! https://t.co/bENKTn2Igs
「雨だねぇ…」
「せっかく外出の予定だったのに…」
「こんな日もあるよ。今日は羽依里の家でトランプでもやろう!」
「そうだな…じゃあ、鴎が弱そうな神経衰弱で」
「むー、それって鳥頭ってこと?羽依里も鷹のくせに。このこの」
「いててっ、スーツケースの角をぶつけないで!冗談だから!」
「北海道旅行?」
「そう!ママがお金出してくれるから、羽依里や島の皆も行かない?」
「北海道って言っても広いぞ。どこに行くんだ? 富良野? 函館?」
「なんかね。真澄町ってところ。大きな風車があるんだって」
「聞いたことないんだけど」
「スローライフにぴったりな場所らしいよ」
「鴎、冒険のおやつは300円までだぞ」
「わかってるよ。まずはブルジョワチョコ250円と…」
「この暑い中、チョコなんて持ち歩いたら悲惨なことになるだろっ」
「えー、じゃあ羽依里は何持ってくの?」
「まず、栄養ドリンクだろ」
「それ、おやつじゃない!下手したらそれだけで300円超える!」
「ついに私も銀幕デビュー♪」
「……」
「ちょっと羽依里、黙って額に手を当てないでほしい」
「この暑さにやられたのかと」
「違うから。本当に映画デビューするんだよ!」
「はいはい。すごいすごい」
「むー、信じてないなぁ。全国の劇場に私の勇姿が…」
「(そうなると、むごっほも…?)」
「今日は山の日らしいから」
「それで、慣れない山に入って足を挫いた…と」
「わ、わざとじゃないし」
「それはそうだろうけどさ…」
「途中で山の怖い話とか始める羽依里が悪いし」
「もしかして、陰湿な狸の話か?」
「そう。狸、怖すぎる」
【#C106 夏コミ新刊】 (1/3)
羽依里とうみちゃんのチャーハンにまつわるお話。みんなで過ごす夏休みの一日。
+ちょっとシリアスな3ページ漫画(ペーパー)がつきます
※ネタバレあり
イラストlog本(おまけ本)もつきます!
🌻サンプルはツリーに↓
「羽依里、その本何?」
「いや…蒼、これはなんでもないんだ!」
「薄くて男子が恥ずかしがる本…まさか羽依里、あたしという存在がありながら…!」
「ち、違う!決していかがわしい本じゃ…」
「いいから見せなさーい!」
「あぁぁー!」
「…彼女が喜ぶ男子メシ」
「見られてしまった…」
「…めちゃくちゃ雨降ってるんだけど?」
「蒼、今日みたいな日はさすがにお役目休みだよな?」
「そーいうわけにはいかないのよねー…羽依里、今日は留守番ね」
「え、なんで?」
「傘差してお役目なんて絵にならないでしょー。それに…この巫女服、濡れたらどうしても透けるし」
「お供します」
紬のお話も終わってしまいましたね。
せっかくなので過去に描いた本の中で特に気に入っている紬と静久のお話の冒頭を公開します!
静久が羽依里から紬をレンタルしてデートするというお話の続編です。(1/2)
「カマキリさん、すっかり梅雨だねぇ」
「鴎、ずいぶん余裕だな」
「こんなこともあろうかと、スーツケースに傘は常備してる」
「悪いが入れてもらっていいか…?」
「うん!羽依里と相合傘だね!」
「ひゃーー!なんで急に降ってくるのよーー!」
「いや…どうやら3人になりそうだ」
ハピバ!ハイリきゅん!!
過去絵めっちゃ漁ったよw
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