「みんな寝てやがんのかと思ったら、いるじゃん。カモが」
今夜漸く共鳴し始めた鐘の音が、自分をここではない別の『ここ』に導き始める。
新米か、老兵か。まぁ誰でもいいさ。そこそこ遊べて、穢れたそいつをくれりゃあな。
「貴公、このギャビン様を少しは楽しませたまえよ?」
なんてな。

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