【三原石】
望むあらゆる色となる顔料の鉱石。18世紀の錬金術師にして売れない画家J・ジョスランが山歩き中に迷子なった際、偶然発見した。色彩と属性成分を非常に細かく操作でき、呪具の塗装や霊印彫刻の他、“生きた絵”を作成するのにも重用される。かつては金よりも高価だったとか。

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【餓狼牙岩】
血に飢えた獣の牙のような鍾乳石。北アメリクシアの先住民も畏れた獣の谷には“胃袋”と呼ばれる洞窟がある。場そのものが血に呪われたその洞窟の鍾乳石は生物に反応して巨大な獣の顎の如く上下から襲い掛かるという。強力な血の錬金術の素材だが、求める者は次の餌である。

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【名状しがたい邪神の糞】
ではなく北海の巨海獣ベヒーモスホエールの体内で千年かけて生成された希少な結石。字面も絵面もヤバいが、磯と糞便と生ける屍とお父さんの靴下の香りをマジカルにミックスさせたかのような悪臭が一番ヤバい。これで不死薬の材料になるんだから世の中不思議だ

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【超古代超合金】
時の外側にある不定不変金属。液体のようだが実際は硬さという概念が存在せず、錬金術と占星術の秘儀により定められたその形のまま、ただ永遠に“不変”となった金属である。人類がまだ幼かった頃、古典七族が武具や建築物などに使っていたが現在は製法が失われている。

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【トワイライト】
黄昏に染まる一六九面体の魔煌石。霊的に非常に不安定な物質で、昼から夜にかけて赤から青へと石の色と属性成分が変化する特殊な性質を持つ。希少な魔石鉱物で、60年前に極東の“放課後議会”が誰彼の異界で発見したという記録を最後に誰も見た者はいないとされる。

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【純不可能性六角星晶】
3次元上存在し得ないはずの形状をした希少な魔の結晶。霊的属性学で言うところの動の三角形と静の逆三角形が融合する様を象徴しているとされ、発見者の名前から“ネベルレーヴァの星”とも。錬金合成の際、含まれる属性成分の融和率を高水準で安定させる。

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【テストーン】
魔力により中の目盛りのような模様や色が変化する霊的試金石。“試験石”とも。魔の濃度や属性成分を視覚的に判別することが可能で、錬金合成の際に混ぜておくと反応によって成功か否か等もある程度わかる。中世以前から使われているが、現代の機器と誤差はほとんど無い。

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【白金塩】
良質な天然の岩塩。かつては“金は無くともこれは欠かせない”とされ、古代ルマ時代には実際に通貨として扱われた歴史があった。現在でもフランキス東部の“塩の井戸”という地層で産出され、製塩所も重要な経済拠点の一つである。素朴な風味は肉料理にもパスタにも合うよ。

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【ダマスクス錬鉄】
物理的にも霊的にもスペックが高い木目模様の金属。同名の都市が名の由来だが、インゴットの形状もダマスクス織の模様がモチーフだとか。刃金に最適とされ、東洋の刀のルーツともいわれる。

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【ヴォルタイト】
雷雲の化石ともいわれる魔石鉱物。和名雷雲母。内部には凄まじい雷の魔力が渦巻いており、迂闊に触れると感電死する。

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【魔石】
濃度の高い魔(マナルギー)の結晶。大陸のどこにでも存在し、魔道の触媒や呪具の素材など使い道は無数にある。非公式だがその大きさによって魔石片、魔石塊、魔石柱と分類されることも。

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【火撃石】
軽く金属と打ち合わせるだけでその部分がしばらくの間赤熱し続ける火石。旅人に着火装置として愛用されている。

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