# 映画好きと繋がりたい 加藤久仁生



私はまたのぼる。この家と共に。

海の底に落とし物をした老爺は、沈んだ家々に思い出を見つける。
家族との離別にもう泣きそうだが、水没寸前の土地で逞しく生きる姿は一層際立つ。大変な暮らしだけど、家族や人生捨てるのは虚しいもんね。

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2022-03-14