ここには何もない。

血も骨も灰すら残さず、王様が自らの手で燃やし尽くした。

NO BLOOD、NO BONE、NO ASH
つい先日のように彼らの叫びを思い出す。

それでも

「相も変わらずほんま、
     腹立つくらい綺麗や」

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