キットは考えました。何も言わなければいいのだと。何かを言うから、パットが離れて行ってしまうのだと。
ならば話せない物になればいい。キットは、生えてしまった角に見合う姿を臨みました。

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カゾクを制止を振り切り、走って走ってたどり着いた波打ち際
握り込んで食い込む願いのカケラを悲しげに見つめ、それを星が吸い込まれる海に投げ捨てた
願いが叶うことがないと気づいたキットは、星空の下で慟哭した

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「あれ?パット?」
「パットはどこに行っちゃったんだろう……」
「ねぇお姉さん、パットを見なかった?さっきから姿が見えないんだ」
「そういえばお姉さん、お名前は?」

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