【第☓☓話】ところでさ、七不思議ってたくさんあるよね。だいたいどんなところにも、あるんじゃないかなあ。七不思議。そして七つに収まりきらないことも多いんじゃないかなあ。七不思議。ねえ、不思議だって、思わない?【ねたばらし】 

0 3

【第七話】じゃじゃーん。呼ばれなくてもしゃしゃり出ますよー。こらそこ露骨に嫌そうな顔しない。君ってばいっつもそんな顔だけど。そんな君にご褒美に、ここだけの話をしようじゃないの。【閻魔様の秘密】 

0 3

【第二話】おまえ髪みじかいなー。私みならってちょっとはのばせば?いいことあるかもしれないよ。うんと、うーん……わるいことかもしんないけどさ、私はあいつのこと、嫌じゃなかったよ。【むしのはなし】 

0 3

【第五話】ここにある本面白いよね。いつまでだって読んでられそうだよ。いくらだってあるんだもん。ここに住んじゃいたいくらいだよ。なんだか物足りない気がするけど、気のせいだよね。ねえねえ、本の虫にでもなれそうじゃない?で、あれ、なんの話だっけ?【お手紙ちょうだい】 

0 3

【第十話】うで、うで、うで、うで♪……なんだよその目、言っとくけどな、私が作った歌じゃないからな。前に一回どっかで聞いて、それっからさ、腕って言うと思い出しちゃうだけなんだよ。文句はあのへんたいに言えってば!【ものつくり】 

0 2

【第六話】手紙を書くには道具が必要でしょうに。文字を書いて記すには、いつだって。何だって。たまに自己の不調を道具のせいにする不届者もいるみたいですが。道具に何ができるっていうんですか。人に使われるから、道具ですよ。……まあ、例外はあるようですけど【便利な筆先】 

0 3

【第四話】鏡持ってる?ありがと。ちょっと持ってて。なんでってそれ手鏡でしょ。私は帽子の位置を整えたいの。両手使えないだろう?そんなにケチケチしなくったっていいじゃないか。ほんと、なんで私はこんな部下に恵まれるんだろね。駄賃は与太話でいい?【真実の鏡】 

0 4

【第十一話】そう言えば足跡、見たことありますよ。てんてんと続いててね。これ、辿っていったらどうなるんだろう?とか、たまには思いますね。大体はどうでもいいんですけど。じゃあちょっとそんな話でも。【廊下のあしあと】 

0 3

【第三話】桜ね。あるよ、このあたり。四季はないけど。でもたいてい、一斉に、ぱーって咲くことが多いかな。その時期があったかいわけでもないけど。ちょっとそんな話でも聞いてく?【咲かない桜の樹の話】 

0 3

【第九話】あ!わかった思いだした、こわいっていうか、不思議っていうか、なんかそんな話なんだけどさ。まあいいだろ、なんだって。私がいいって言うんだからさ!【あめの日のこと】 

0 3

【第十二話】知ってます?人の考えることのその果てを。おもうことのその成れの果てを。あまり良くない趣味を持ってるみたいなんで、これくらいの話でいいでしょう。人から聞いた話ですからね。念のため。【繰り返したい夢】 

0 3

【第八話】そう言えば、こんな話がありますね。いや、昔なじみから聞いたんですけど。【桃の香りの女の子】 

0 2