「静希…君? どうして、ここにいるの…?」
『橙子さんから電話があった。…有珠は意地を張りすぎだ。あの状況で助けを呼ばないなんてどうかしてる』
「…静希君は、関係ないもの」
『だろうね。けどこれで関係はできた。館についたら話してもらうぞ』

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どうも、⬆️のタグ製作者の事件簿太郎です。
『魔法使いの夜』のフルボイス版が遂に発売ということで、久々にこのタグ動かしましょうかね。

まほよ好きな方はぜひ振るってご参加を。

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(ピンポーン♪)
「はい」
(ガラッ)
『……。』
「……。と、遠坂…なんで?」
『定時連絡、衛宮くんがすっぽかしたから』
「そ、そりゃ確かに、会うの忘れてたけど…。そんな決まり事、あったっけ?」
『……。』

※単に士郎と一緒に居たいだけです

0 8

『それでは答えて下さい。昨夜の女性について、出来る限り正確に、嘘偽りなく、私を決して怒らせない範囲で、詳しく』
「その条件だと、何も口にすることが出来ない」
『私を怒らせないでと、忠告したはずですが?』

…とうに怒っているじゃないか

0 1



其は恒温の最高速。不滅を矜る、灼熱の揺り籠(フォウマルハウト)。

0 1

「昼飯代、忘れたのか?」
『~っ!んな訳ないでしょう!このあんぽんたん!!』
(ヒュウウウウ…)
…廊下、一斉に静寂。直後、何事もなかったように喧噪再開。優等生の鑑と言われている遠坂凛が廊下で大声を上げ、「あんぽんたん」などど口にする筈がない

0 1

『か、掠り傷な訳ないじゃないですか!!もう先輩の腕ですらないんですよ!?どうしてそんなこと言うんですか!?いくら私だって、そんな見え透いた嘘になんか騙されません!!それとも先輩は、私に話しても無駄だから黙ってるんですか!?』
「………。」

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侵略者たちはスコールのように、絶え間ない散弾となって少年を八つ裂きにし、

「────よい開幕だ。死に物狂いで謳え雑念────!」

その罪を断絶する為。
暗黒の侵略者を上回る暴風となって、黄金の殲滅者が降臨する────!

0 10

「この分からず屋!いい、そんなに戦いたいってんなら勝手にしろ!もう俺は知らないからな!」

逃げ口上めいた事を怒鳴って、駆け出した。ただ一瞬だけ、ぼんやりと立ちつくすセイバーの姿が、見えた気がした


この悲痛な顔は、この時だけだった…

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「…告げる!汝の身は我が下に、我が運命は汝の剣に!聖杯のよるべに従い、この意、この理に従うのなら…。我に従え!ならばこの命運、汝が剣に預けよう…!!」

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「それは英霊でも精霊でもない。いと小さき人の位において、肉体の死後に消え去り還り、この世から失われる魂を物質化する神の業。その奇跡の名をヘブンズ・フィール。現存する五つの魔法の内の一つ、三番目に位置する黄金の杯よ」
『ま…魔法って、あの魔法…!?』

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「…どういった意味でしょうか。兄が、貴女に危害を加えたとでも?」
『ええ。でも安心して、そんなのもう気にしていないから。ちゃんと体で返してもらったし。私は志貴を誘いに来ただけだもの』



…この夜、秋葉さまは一睡も出来ませんでしたとさ

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『これで、終わったのですね』
「……ああ、これで終わりだ。もう、何も残ってない」
『貴方の剣となり、敵を討ち、御身を守った。この約束を果たせて良かった。…最後に、一つだけ伝えないと』
「……ああ、どんな?」
『シロウ。貴方を、愛している』

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「ほんものの天使なんていませんよ。私は、にせもののままで、いいです」

幻想は幻想のままでいるといった。

そんなものかと納得して、俺は部屋を後にした。

部屋には姉のギターと、にせものの天使だけが残った。

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「其は恒温の最高速。不滅を矜る、灼熱の揺り籠(フォウマルハウト)」

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生きているのなら神様だって殺してみせる

これがモノを殺すということだ

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風は止んだし、合図も鳴った。
さあ、そろそろ本気で走り始めなくちゃ―――

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「———聖杯は欲しい。けれど、シロウは殺せない」

剣を敵に向けて、偽りのない心で言った。

「なんだと—————?」
「判らぬか、下郎。そのような物より、私はシロウが欲しいと言ったのだ」

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