深夜のビルの屋上、方相氏役ついなの盾に天狗墨谷薫の脚がたたきつけられる。
「争うことがこんな楽しいというのは、天狗になって初めて知りましたわ」
「墨谷はん、ほんまに魔道に堕ちてしもたんやな」
「あら、ついなちゃんもわろうてましてよ」

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