「落ち込む必要がないのは分かっているけど、美男美女であまりにもお似合いだったから」
俺を見ないでさくらが話す。こんな可愛い嫉妬、嬉しさが込み上げるだけ。
小さな背中を抱きしめる。こっちは何年嫉妬していたと思っている。俺にはお前しかいないんだよ。
「さくら、好きだ」

1 11