『一子を藻女と付けた。その心は、拾い得た子であるからその種を知らない。水草もまたいつの間にか生じていて、その種を知らない。それゆえにこの名を付けた。藻は(みくず)と訓じるため、そうよぶこととしたのだ。』
七夜の祝の後、天妖は月の詩を詠む。

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